知らんけど

2007年01月06日(土)

新しいアイディアに出会った時や、自分とは異なる意見とであった時の思考の手段として、僕はいつもこのパターンを使う。"I don't know but.."

訳すと、「分からないけど、でも..」である。何が分からないかというと、それが正しいのか正しくないのかが分からないというのもあるし、大体、正しいとか正しくないなんて判断を行うことが適切なのかどうか分からない。ということなのである。こう思考することによって、まず、提示された提言や異論に対して、否定的な思い込みを持たなくて済む。それから、自分の意見をも客観的に捉えることができるようになる。

そして、but..の部分で新たな展開へと広げることができ、また、純粋に事実だけを捉えた議論に持っていくことができる。例えば、「お前はバカだ。」という意見があるとしよう。(まあ、通常なら感情が先走り、思考どころではないが、分かりやすい例として挙げた。)これを"I don't know but.."思考にのせると「俺がバカかどうかは分からない。大体、バカであるかどうかなんてことを問うこと自体も良く分からない。しかし、そうした意見があることは事実である。意見があるという事実と、実際に俺がバカかどうかは実は関係がない。」

例が悪かった。自分で書いていても全く説得力無しだ。(笑)

良い例が思いつかないが、物事を短絡的に判断するクセがあるのなら、このI don't know but..というのは客観性を持たせる思考のきっかけとしてかなり有効である。


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