知らんけど

2006年02月24日(金)

ジムに通い始めて5日目。まだまだ、単に筋肉が張ってるだけなのだが、その張りがなんとも気持ちよい。別に痩せようとか、筋肉つけようとか、そんなたいそうな目的はない。ただ、体を動かして汗を流すと同時に「無」の境地になりたいだけなのだ。ランニングマシンで2km走っていると、そのうち自分の息遣いだけが聞こえ始める。テレビを観ながら走っている人もいるが、なんてもったいない..50mプールで泳ぐと大体300m過ぎるあたりから、頭の中はリズムだけになってくる。

何も考えなくて良い。とらわれから解き放たれる。座禅にも似た心境になれるのがジムの楽しみだ。もちろんキレイな女性のキレイなお尻を見るのもとても楽しい。美しいものは美しいのだから仕方がない。

それといつも更衣室でむさくるしい男どもの裸姿を見ていていつも思うことがある。人間は気持ち悪い生き物だ。ということである。知っているか?人間は動物であることを。いつも更衣室でみるあのツルンとした裸の人間が、動物園の檻に入れられているのを想像して欲しい。気持ち悪いだろう。そして弱弱しい。様々な道具を駆使して人間は動物界で頂上に君臨しているように見えるが、実は動物としての側面だけを見ると非常に弱い動物なのだ。

筋肉をつけて肩で風を切って歩く男を見るとプッとふきだしそうになる。犬にも勝てないだろうに。人間の弱弱しさを目の当たりにすると、僕らの存在がいかに自然の一部かが良く分かる。それを人工的なもので多い隠すことで、人間は自分達の優位を保ってきた部分があるのかもしれない。

ジムの更衣室で男の裸を見て、人間は大きな自然に生かされているという気付きを得られるなんて、毎月の月会費も決して高くないな。


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