新たな視点

このところ思慮を巡らすことも少なくなり、新しい発見も少なくなってきました。本当は、世の中は不思議なことだらけで、ちょっとした視点の変換で何でも新鮮な気分で観察することができるのでしょうけれど、最近は、視点の変換なんてことを意識することさえなくなってきました。

実習をしていて思うのですが、人間は視点の変換なんてことは実は面倒臭いのではないでしょうか。一人の患者さんも視点を変えればさまざまな症状を観察することができます。しかし、毎日毎日同じ患者さんを見ていると、だんだんと見るところがなくなってきます。これ、実は見るところがなくなるのではなく、見る自分の視点がなくなってきているのです。

視点というのは、自分で新たに気が付く瞬間もありますし、本やテレビやインターネットで得た知識を土台にして出来上がるということもあります。しかし、新たな視点を持つために必ず必要なのは、新たな視点を持とうという自分の意思なんですね。でも、それが面倒くさい作業なんです。なぜならある程度固まった枠の中で患者さんを見ていれば楽ですからね。

実習も残り数週間となってきました。今後は、できるだけ新たな視点を意識的に持って観察していきたいと思っています。面倒くさがってはいけませんね。

過去の今日
2003年10月27日(月)

日記 / issy