知らんけど

2003年05月29日(木) 矛盾を恐れない

くどいようですが、岡本太郎本、最高です。

これまで私は自分の性格として「論理的」という事を自負してきました。しかし、最近、この論理的な自分が薄らいでいまして、こうした文章を書いていると最初に言っていることと、最後に言っていることのつじつまが合わないことが頻繁に起こるようになってきました。同じ文章に限らず、1週間前と1週間後では丸っきり言っている事が逆だったりすることもあります。

今まで、その非論理的な自分が自分らしくないと感じていて、なんでだろう?と考えてしまう事もたびたびありました。しかし、岡本の太郎さんの本を読んでいるうちに「矛盾」があっても良いのだと思えてきたのです。矛盾を恐れずに、この瞬間に感じている事、思ったことをその場で表現していけばいいやと思えるようになりました。コロコロと考え方が変わる人は一貫性がなくて信用に値しないと思われるかもしれません。でも、そうではないのです。

例えば、国民の前では良い事言うけれど、国会に行くと利権に目がくらんで公約なんてどうでも良くなるような政治家に代表されるような、外部の影響で自分自身を偽ってしまうような気持ちの変化、言動の矛盾と言うのはいただけません。でも、自分が持っている考えが本当に変わったのなら、変わったことを表明するのはまったく悪い事ではありません。昨日まではそうだったが、今日は違うということがあっても良いのです。昔の自分の言動に縛られてしまって今の自分が生きないのなら、それは矛盾を恐れるが故に自身の成長を阻害してしまっていることになるでしょう。

だから、これからは昔言ったことに縛られず、今の自分がどう感じるかをどんどん素直に出していきたいと考えています。ただし、打算的にならないようにです。自分自身をさらけ出していく一つのステップでしょうね。


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