利害関係ゼロなのに - 2001年04月26日(木) たまたま本屋で柴田元幸訳の文庫を2冊見つけて購入。 何年か前には出てたみたいだけど、文庫売場なんてめったに見ないから なぁ。ふらっと寄ってみてよかった。 バリー・ユアグローの『一人の男が飛行機から飛び降りる』と、ブゴウ スキーの『パルプ』。 柴田先生とブゴウスキーって取り合わせが何となくピンと来ない感じ だったけど、後書きを読んだ限りではけっこうはまっていそう。楽しみ。 ところで。 毎日バスで帰ると、各停留所のアナウンスを知らない間に覚えてしまう。 「子供から大人まで、みなさまのホームドクター、○○医院はこちらが ご便利です」とかさ。 で、私が降りるバス停はと言うと(広告主がいなかったのか)、毎日 降りる時、防災ひとことメモを聞くことになってて、その文句はこう。 「地震で恐いのは火災です 揺れがおさまった時が消火のチャンスです 三鷹消防署からのお知らせでした」 いやー、言ってることはわかるけど「恐い」って主観的な意味を含み 得る表現はいただけないし、第一地震で恐いのは揺れも一緒でしょ! いっぺん防災センターみたいなところで震度7の疑似体験をしたこと があるけど、十字を切りそうなくらい恐かったもん。 はっきり「地震の時は火災による二次災害に注意」っていうんならまだ わかるけど、「恐いのは火災」とだけ言ってしまったら、その他はケア しなくていいみたいじゃん。 振動による落下なんかを軽視してしまう人もいるかもしれなくって良く ないはず、などと理屈っぽいことを思いながらバスを降りる毎日。 ・・・こんな超どうでもいいことが気になるなんて、気持ちが荒れて いるのかしらん。 大層下らないって後書きに書いてある『パルプ』を読んで、何も考え ないツルツルの脳とこだわりゼロのラクチンな心を取り戻さなきゃね。 -
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