何かに賭けるべきなのか - 2001年03月29日(木) 昨日はうかれてて気付かなかったけど、よく考えたらHMVのダブルスタンプ デーだったのに、ディバインコメディとダフトパンクと岡村靖之のアルバムを 買わなかった。 よくよく考えたら絶対に欲しいものではないからむしろ良かったのかも知れない けど。買えなかったことよりも忘れていたことが軽くショック。 さて、今夜はキングス×レイカーズという私にとってはかなりの好カードと いえる試合が放映される日。この一週間くらいずっと楽しみにしてたの! もちろん手帳にも書いておいたので、ビデオもバッチリ撮ったさ。 家に着いたらもう4QTの途中だったので見ないように頑張って、放送が 終わってからビデオを巻き戻して最初から見る。 でも、コービーが足首の怪我のために欠場してていまひとつ盛り上がらなくて 残念無念。ジェイソンも半分くらいしか出なかったしさ。 試合はどちらかといえばより強く応援しているキングスが勝ったとはいえ、 最後の方はほぼワンサイドだったのであんまり興奮しなかったし。 コービーのプレイぶりがワガママだってよく言われてるけど、いないとこんな 試合になるってことは、もうワガママでも許されるべきなんじゃないの? なんてことを思う。 全体で考えると特に大逆転劇があったりするわけでもなく、何てことない試合 だったので、ひとつひとつのプレイに集中して気に入ったところは巻き戻して 繰り返し見る。 それにしても実況や解説の人のバスケや選手に関する詳細な知識にはいつも驚く。 選手の出身校、練習ぶりや家族とのエピソード、負傷歴、受賞歴、チーム遍歴、 インタビューで言ってたこと、ルール変更など、もうほんとに何でも知ってるみたい。 私もさまざまに好きなことはあるけど、こんなにまで正確に細かい知識を 持ってることは、何であれひとつもない。 特に好きでもないことを生業としている自分に疑問を持つこともしばしば だけど、好きなことをあんなふうにどこまでも突き詰めたことがないんだから それも当然か、と思えてくるくらい圧倒的に突き抜けた「プロのバスケ狂」 ぶりが眩しい。 「バスケが好きというだけでは食べていけない」なんて保身めいた言い訳を 自分に言い聞かせて迎合の道に逸れることなく、好きなことに情熱をそそぐ、 主観的幸せへの王道を全うした人だけがいきつける場所にあの人たちはいる。 好きなもののためならリスクを迷わずとる、その強さを心から羨ましいと思う。 こんなふうに思うというのは何かに思い切り賭けるような生き方に憧れてる ということなのかな。 狭い選択肢の中で生きてきたことが悪いとは思わないし、結果安定した幸せ の中にいるから、間違いでもなかったこと、わかってはいるんだけれど。 -
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