アンビバレント - 2001年01月09日(火) ジャンプ連載中のマンガ、『テニスの王子様』1〜6巻を読む。 「テニス版スラムダンクみたいな感じ」と薦められて「へぇ」と思い 読んでみる。ことのほかおもしろくて、結構一気に読めた。 舞台は中学だけど、端的に言えば紹介されたとおり。ただ、リアリティの 度合いがスラムダンクよりも少な目な気はする。 スポーツマンガに「やっぱマンガだなぁ」と思わされるのはあんまり好き じゃないので、そこだけがちょっと残念(ダッシュ勝平@あかねシュート まで行っちゃえばそれはそれでよしだけど)。 もちろん、スラムダンクだって現実には有り得ない話なんだろうけど(よく 高校バスケ見に行くけど、実際は強いチームでもあんな大きくて上手い子 ばっかり揃ってることなんてないし)、でもあのマンガにはあれ以上でも以下 でもダメなんだろうと思わせる冴えた分量で現実感がある。 エンターテイメント性とノンフィクション風味の配分がものすごくうまい。 続編、読みたい気もするけど、フリッパーズの再結成があって欲しいような 欲しくないような感じであるのと同じで、読みたくない気もする。 今現在そこにある余りに素晴らしいものを一度ドアを閉めてしまいこんだなら。 その向こうにもっと素晴らしいものを用意してから再びドアを開くなんて、 絶対に難しいと思うから。 -
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