Diary?
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明け方近くになっても何となく眠れなくて、久しぶりにちゃんと茶壷を使って中国茶を淹れて、部屋を薄暗くしてお香を焚いて古琴のCDをかけてみた。
そしたら20年くらい前、好きだった人の薄暗い部屋でお香を焚いて妙な音楽を聴いて過ごしていたのを思い出した。突然あの部屋の壁の色やビニールレザーのソファの手触りやウォッカの香りやなんかをはっきりと思い出してびっくりした。その好きだった人のことはよく思い出せないのだけど、部屋の情景だけが鮮やかに甦って、頭の中で何かが地滑りを起こしたような気分だ。お香でラリったかと思った。
それにしても20年経っても同じような夜の過ごし方をしている、この進歩の無さには呆れ返る。
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