Diary?
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実家に帰省するたびに、毎回重点項目を決めて掃除をしたりしている。
今回は懸案の「戸棚」である。なぜ実家というところは、戸棚の奥の方が謎のエリアと化してしまうのだろう。特にうちは諸般の事情により掃除や整理をする人がいないので、ものすごいことになっている。ずっと気になっていたのだが、なかなか決心がつかなかった。しかし夏を控えたこの季節、そろそろやっておかないとますます恐ろしいことになるであろう。というわけで、決死の覚悟で戸棚に突撃したのだった。
幅約一間、奥行き半間の作り付けの戸棚からすべてのモノを引っぱり出し、その殆どのモノを捨て、洗い、拭き、新しいシートを敷き、改めて収納し、かかった時間は約10時間。ああすっきりした。
そして作業が終わった時、私の手元にはお弁当箱が三つ。これが残っていたこと自体がこの戸棚の状況を物語っていると思うのだが、しかし嬉しかった。
私が幼稚園の時から高校生あたりまで使っていた、歴代のアルミのお弁当箱。幼稚園の時のはバンビの絵。小学生から中学生にかけては給食だったからあまり使わなかったけれど、ブルーの小判型で隅に塔の絵が描いてある。高校生の時は四角いブック型で花車と女の子の絵。
考えてみると、まだディズニーくらいしかキャラクターグッズというのが無かったんだな。バンビのなんて、1960年代の製品ってことか。おお、ミッドセンチュリー。いや用語の使い方を間違えているような気もするけれど、とにかくあまりに懐かしくて嬉しかったのと、今見てもすごく可愛いから、東京に持って帰ってきて再びお弁当箱として使うことにした。汁が漏れるのがちと難点ではあるが。
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