Diary?
DiaryINDEX|past|will
実家には何本かお茶の木があります。 立派な茶畑というわけではなくて、生け垣代わりに植えてあります。 昔は、家で飲む番茶くらいなら自給自足していました。
ある年、とてもいい香りのお茶ができたので不思議に思って調べてみたら、それは梅の木の脇にあるお茶の木から摘んだ葉でした。
その年は不精をして梅の実を取らなかったので、熟した梅の実がぼたぼたとお茶の木の周りに落ちていました。それが土に染み込んで、お茶の木の根から葉まで行き渡ったのでしょうか。そんなことってあるのかしら。乾燥して番茶にして、それを煎じてもまだ香りが残るほどに?
でも確かにその年のお茶は、ほのかに梅の香りがしたのです。今まで飲んだお茶の中で、いちばん不思議なお茶。
garden_of_time
|MAIL
|