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2004年03月12日(金) 不思議なお茶のこと

実家には何本かお茶の木があります。
立派な茶畑というわけではなくて、生け垣代わりに植えてあります。
昔は、家で飲む番茶くらいなら自給自足していました。

ある年、とてもいい香りのお茶ができたので不思議に思って調べてみたら、それは梅の木の脇にあるお茶の木から摘んだ葉でした。

その年は不精をして梅の実を取らなかったので、熟した梅の実がぼたぼたとお茶の木の周りに落ちていました。それが土に染み込んで、お茶の木の根から葉まで行き渡ったのでしょうか。そんなことってあるのかしら。乾燥して番茶にして、それを煎じてもまだ香りが残るほどに?

でも確かにその年のお茶は、ほのかに梅の香りがしたのです。今まで飲んだお茶の中で、いちばん不思議なお茶。


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