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2004年03月04日(木) 未来の音

 今日は仕事で銀座方面に出かけた。都営浅草線で行ったんだけど、京浜急行の車両って本当に素敵な音を発してると思う。

 鉄オタミュージシャンとして有名なくるりの岸田氏も「関東の鉄道では京急がいちばん好き、だって音がいいから(意訳)」と述べている。私は鉄道については詳しくないのでよくわからないんだけど、ベージュと赤の、全体に少し丸っこい感じの車両の音が素晴らしい。

 発車の時に「パララララー」と、ドレミファソの音階でオルガンの様な音が響き、その後の加速音は「未来の音」だ。こどもの頃に考えてた未来の音。席に座って目を閉じて、これは宇宙船だ、窓の外は漆黒の真空だと思い込んでみると非常に気持ちがいい。アナウンスは聞かないことにする。しばらく宇宙の旅を楽しんで、着いたところは東銀座だから歌舞伎座だったり日本刀専門店だったりするわけだけども。

 あと未来の音だと思うのは、エスカレーターだね。最近の地下鉄の駅なんかで、一定時間使わないと自動的にストップする仕組みのがある。センサーの付いたゲートをくぐると動き始める。その動き始める時の音が「ドゥ、イーーーーン」って、これまた宇宙船内部で緊急事態発生により廊下がロックされたような音がするんだな。

 ああ、銀座の喫茶店と茶藝館のことを書こうと思っていたのに、なんでこんな話になってるんだ。その話は明日にでも。


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