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2004年02月28日(土) 映像化の罪

 木更津キャッツアイのビデオをちょっとずつ借りて見ていて、やっと見終わった。いやあ面白かった。次は池袋ウェストゲートパークだ(年代が逆順だけど)。

 というわけで1巻目だけ借りて見た。…うーんと、これはどうだろう。そもそも何故ドラマを見なかったかというと、その前に原作を読んでしまっていたからだった。たまたま新刊の頃に図書館で借りた。確か石田衣良ってあれが最初の本だったような気がするから、本当にたまたま新刊コーナーで手に取ったんだと思う。で、その2年後くらいにドラマ化された時キャストを見て「えぇーちがう」と思ってしまったのだわ。原作を読んで私としては岡崎京子的なヴィジュアルをイメージしてしまっていて。

 そういえばファイトクラブも全く同じルートをたどったのだった。たまたま図書館で原作を読んで、映画化された時に「えぇーブラピかよぉー」と。

 いや、その最たるものは指輪物語だったな。最初に読んだのは子供の頃で、特に好きということもないんだけど、最初に映画のポスターを目にした時はその場で立ちつくしてしまった。「人間やん。おっさんやん。なんか暑苦しいやん。」とつぶやきながら。結局今に至るまで映画は全く見ていない。大昔、ビデオ屋で働いていた時に確かアニメ版の指輪物語があったように思う。記憶がちょっとおぼろげだけど。実写をトレースしたような手法だったんだけど、あれはそんなにショックを受けなかった。なぜだろう。やっぱり実写ってのがなあ…。挿し絵のイメージも強かったし。たとえば、たとえばだよ、ムーミンを実写で映画化したと思いねえ。そんな違和感。

 そんなこんなで、池袋ウェストゲートパークは最後まで見られるかどうか、ちょっと自信が無い。


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