心頭滅却すれば火もまた凉し【しんとうめつきやくすればひもまたすずし】
24時45分、深夜のコンビニに足を踏み入れた途端、明日発売号のTarzanが目に入っても、 何事もなかったかのように通り過ぎて、パンコーナーへ向うこと。
あるいは、 そのままレジへ向う途中で、左の目の端にTarzanが見えても、すぐには爪先を向けず、 そうだ、もうすぐ切れそうだったんだっけ、とハンドソープを選ぶこと。
もしくは、 もう一度ゆっくり雑誌コーナーに戻って、ゆったりとラックを眺めてから、 やおら、前から3冊目のTarzanを手に取ること。
でもって、 「袋、お分けしますか?」とクサナギツヨシより十は若いお兄さんに訊かれても、 「あ、一緒でいいですよ」と、当然の如く答えること。
訊かずに分けろーっ!
でも、お兄さんは、表紙が傷つかないようにとても丁寧に詰めてくれました。 よく出来たバイトさんだ。 それとも、コワイおねえさんに叱られたことでもあるのでしょうか。
心頭滅却すれば火もまた凉し【しんとうめつきやくすればひもまたすずし】
無念無想の境地にあれば、どんな苦痛も苦痛と感じないこと。
苦痛は時に快楽でもある。のか?む?
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