やがて楽しき

日々つれづれ、ときどきSMAP。


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やがて楽しき
2002年03月25日(月) 忘却あるいは未来予想図


どうして満開の桜の木の下に立つと、あぁ遠くまで来ちゃったなぁ、って気分になるのでしょう。
たぶん、入学、卒業、新学期、あるいは入社、新年度、新しい部屋 etc、全部の記憶が一度に蘇って、
無意識に今の自分との距離を測ってしまうのでしょうねぇ。
記憶といえば、「忘却」という機能の無い脳を持つ動物の話を聞いたことがあるのですが
(何という動物だったのか、肝心なところを忘れてしまったのです。どなたかご存知でしたら教えてください)、
「過去の記憶すべてを抱えたままの現在」ってのを想像すると、ちょっと気が狂いそうになりませんか?
桜の花って、それに似た何かがあるような気がするのです。

…なーんちって、ポエマーな気分で外を歩くには打ってつけのトロトロとした陽射しの一日。
外出先で独りランチだったので、爽やかなカフェでパスタでも…と思っていたはずが、
足が勝手に韓国料理の店へ突き進んでしまうのでした。昨夜もさんざんキムチ食べたのに。
こんなカラダに誰がした?(アナタです、クサナギさん)

スマスマの無い月曜日。しかも、残業もそこそこ。その他拘束条件ナシ。
と、なれば、お買物。
まずは、ANAYIでスカートを一着。
後は、黒のパンプスが一足欲しかっただけなのに、ついついブルーのミュールまで買ってしまいました。
もうねぇ、銀座かねまつのお姉さんにツボを握られちゃってるのよね、悔しいけど。
でも、ホントに良い革で、素足に吸い付くような履き心地なのだ。だから、後悔はしないわっ。
それにしても、そのミュールを手に取った時に私の脳裏に浮かんだイメージが、
夏の夜空の下で、右手にペンライト、左手にウチワを持っている自分の姿だったってのは、どうなのよ?

宮部みゆきさんの新刊『あかんべえ』を読み終わりました。
『震える岩』『天狗風』に連なる系統で、強烈な新鮮味は無い代わりに、
可愛らしさと切なさをより強く感じるお話でありました。けっこう映像向きかもしれないなぁ
(だったら、玄之介様はクサナギさんで。や、ちょっと違うか。慎吾くんの方が合うかな)。
で、次に読む本を探しに書店へ。
雑誌コーナーでは木村くん花盛り。昨秋のモードな雰囲気とは違って、やんちゃ系の写真が多いっすね。
小西真奈美ちゃんが『蒲田行進曲』でのクサナギさんとの出会いを語る『ポポロ』もチェック。
うん、なんかね、もう、おっしゃる通り、って感じですね。
120%の力で、全部さらけ出して、ぶつかってくるクサナギツヨシ。
あの舞台を初めて見た時のショックって、今でも生々しく思い出されるほどで。
この人の内側に、こんなに凄まじいものが隠れていたなんて、今まで私は何を見てたんだろう、って。
もともと真奈美ちゃんも華奢な外見に似合わず芯の強い人だったと思うんですが
(彼女のことは、エリートモデルLOOKのドキュメンタリー番組を見た時から好きなのです)、
あの舞台が彼女の中にしっかりと糧となって残っていることが窺えるのは嬉しいですね。うん。

うーん、今日はホントに普通の日記だなぁ。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
ではでは、おやスマナイト(せめてもの、スマさんモード)。





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