冷たい雨が降り続いた昨日とは打って変って、天高く晴れわたる日曜日。 午前中にamazonに注文していた本が届いたので、一冊を持ってスポーツクラブへ。 鳥越俊太郎さんの『ニュースの職人』を読んだ後、 『堪忍箱』(宮部みゆき・著)、『再会』(北原亞以子・著)と江戸物が続いてたのですが、 今回買ったのは吉田篤弘さん@クラフト・エヴィング商會の小説『フィンガーボウルの話のつづき』。 クラフト・エヴィングは、12月にも新刊が出るんだよね。楽しみ。 思えば、20世紀最後に読む本として『らくだこぶ書房 21世紀古書目録』をセレクトしてから、 もうすぐ1年が経ってしまうのねぇ。
さて、『チョナン・カン』第30回。 新宿東口の群集の前で、大声を張り上げて韓国人の人を探し、 アカペラで『アチムヘル ボロカジャ』を歌う、紅いほっぺの男。 あぁ、やっぱり、これはクサナギツヨシではなくて、チョナン・カンなのだなぁ。 例えばこれを「SMAPのクサナギツヨシ」がやっていたら、痛く感じるのかもしれないけれど、 チョナン氏なのだと思うと、見ている私も一緒に楽しめる感じがするのね。 たとえ、どんなに音程がとっぱずれていても、本人が楽しそうだからイイや。
『スタアの恋』第5話。 当日はちょっと落ち着かない状態で見ていたので、もう一度リピート。 今回はよもや泣くまいと思っていたのに、「ボンレスハム9000本」で泣かされてしまうとは。不覚。 営業所を助けるのが、最終的には努力でも根性でもなく、ブタのシゲオだった…ってのが、 いかにもサンマルコっぽいのだけれど、 「ステキなコト?」ってヒカル子ちゃんの台詞で、ホントに途轍もなく素敵なことに思えちゃう。
今回のヒカル子さんはセレブな女優さんっていうより、深窓のお姫様って感じで、 『ローマの休日』を思い出すようなお話でしたね。 (ローマと言えば、『成田離婚』。 てんとう虫のキーホルダーを拾い集めながら、肩越しに夕子ちゃんを見上げる表情が、 すっごくペーソスが漂ってて好きだったですよ。) ヒカル子さんのセレブな世界が、草介さんやサンマルコの人々にとっての夢の世界なら、 ヒカル子さんにとっては、足が伸ばせないお風呂や、ラーメンの替え玉や、 電卓をちゃかちゃか叩くことがワンダーランド。
でもって、私にとっては『スタ恋』が夢の国なわけでして。 仕事から帰ってきたら、ヒカル子ちゃんが「おかえりなさい」なんて、いいよなー。 いいな、いいな、ウチにも欲しいな、ヒカル子ちゃん。 それに、もーっと欲しいのはお目覚め時の草介さんでございましょ。 「あ、起こしちゃいました?」なんて言われたら、至福の極み。 あぁ、もー、書いてるだけで脳みそトロけそう。
そんな風に1週間もひとつ屋根の下に暮らしながら、恋の進展が無い2人は、ちとジレッたい。 前回からヒカル子さんの方はいくつか想いの滲んだ問い掛けをしてるのに、 ひとつも答えていない草介さん。住む世界が違うってことが胸に刻まれてるんだろうな。 切ないやねぇ。 今回はヒカル子さんを居るべき世界へ送り返してあげるグレゴリー・ペックな草介さんだったけど、 最後にはハッピーエンドが待っててほしいわ(と、ヒネ者の私が思うほど、この2人は可愛いのだ)。
それにしても、ちと草介さんの男振りが上がり過ぎちゃぁいませんか? あれならヒカル子さんや つぼみちゃんじゃなくても惚れちゃうさ。 …などと思いつつも、「サンマルコの歌」やら、三枝さんとの絡みやら、 いろいろ盛りだくさんで幸せな第5話でありました。
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