やがて楽しき

日々つれづれ、ときどきSMAP。


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やがて楽しき
2001年05月27日(日) 大人の男のヒトなのね。


土曜は、会社で仕事を済ませてから三軒茶屋へ。
シアタートラムで、青年団の『上野動物園再々々襲撃』を観てきました。
初老を迎えつつある、かつての少年少女たちのちょっと切なくて、やがて優しき物語。
以前の日記で『模倣犯』の感想として書いた文章がピッタリかもしれません。
つまり、「例えばラッシュの電車に乗ってる時に、ふと、隣に立ってる冴えない小父さんを見て、
あぁ、この人にも子供時代があって、家族があって、本人にとっては大切な想い出とか、悲しい思いとか、
いろんなコトが、この禿げかけた頭の中に詰まってるんだろうなぁ…って不思議な気分になることがある。」
優しいだけじゃない、人間の「ちっちゃくて、ちぽっけな勇気」みたいなものを感じられる舞台でした。
平田オリザさんの脚本と演出はアナクロぎりぎりなんだけど、微妙なところで踏み止まってる心地良さ。

でもって、役者のおじさま方がステキなんですよねー。
いつかクサナギさんにも、ああいう芝居に挑戦してもらいたいけど、
年齢的にも技巧的にも、まだちょっと早いかしら。
うん、それより先に朗読劇だな。『Love Letters』とか、熱望してるんですけどね。
(芝居っていやぁ、松たか子嬢『セツアンの善人』のチケット争奪に敗れました。ちっ。)

さて、『チョナン・カン』第7回は韓国ドラマデビュー作の撮影風景に終始。
極めてオーソドックスな内容でインパクトには欠けたんだけど、
「お仕事SMAP」が好きな私としては、これはこれで嬉しいんだな。
『メッセンジャー』のメイキング等々でも感じることだけど、
カメラが廻る前後のクサナギさんってのは、むしろ本編よりも「大人の男のヒト」っぽくて、
真剣な眼差しや後ろ姿の力強さに、ドギマギしてしまうのよ、お姉さんは。
ま、26歳なんだし、プロなんだから当たり前っちゃぁ当たり前なんですけども。

この撮影風景は第1回の放送でも流れたから、かなり最初の頃の撮影だったんだろうけど、
主演のインソンくんに「男前ですね」って言ったりとか(インソンくんは、ちょいケイン・コスギ似)、
撮影の打ち合わせも、「もう1回やらせてください」って自己申告NGも、
ちゃんと韓国語でコミュニケーションとれてるんですね。
だけど、ふと韓国語の中で取り残されたような表情が見える時があって、
その一瞬に、ちょいとキュンとしてしまうんだな。
あぁ、なんて甘々ファンモードなのかしら、今日の私ってば。

それにしても、このドラマってどういう位置付けなんだろ?
役者と役名が一緒だったりして、純粋なドラマって感じがしないなぁ。
『シュリ』のパロディ版だったりするんだろうか。ふざけてる感じではないんだけど。うーむ。
とりあえず次週放送の完成版を待ちませう。





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