今週は、お仕事が台風の目状態なの。今日は会社帰りに映画なんか観ちゃったもんね。ゆとりだわぁ。
特に何が観たいっていうワケじゃなかったので、単に場所と時間の都合で決めたんだけど、 まんまと泣かされてしまいましたよ。『サトラレ』。 なんかねぇ、いかにも“泣きの映画”なのよね。 ココでちょっと泣いとく?とか、ココで泣いてもいいんですよ〜とか、さぁココで泣きましょう!とか、 作り手の意図がミエミエで、あざとい感じがしないでもない。 でもねー、しょうがないのよ。泣けるもんは泣けてしまうのよ。 後半は、館内のあちこちから啜り泣きが。エンドロール中に化粧直しする人々多数(含むワタクシ)。 どうせなら、買ったばかりのマスカラの耐水性を試してみるんだったわ。 今日は私が全幅の信頼を寄せるディグニータだったので、安心して泣けたんですが(笑)。
ロケ地の郡上八幡の風景が素敵です。水が流れる町っていいよね。 主演の安藤政信くんって、なかなかイイ感じで大人っぽくなってきたような気がする。 顔立ちが可愛らし過ぎるので、歳を重ねていくと難しいんじゃないかなぁと思ってたんだけど。
さて。 文庫になった『スプートニクの恋人』を読みました。 ハードカバーが出てから、もう2年も経ってたのねぇ。いつか読もうと思いながら後回しにしてたんだな。 私の村上春樹氏に対する想いが、その程度になってしまったという事実にハタと気付いたりして。 で、小説としては十分高いレベルだと思います(偉そうな言い草だなぁ)。 村上さんにしか書けないだろうなっていう描写もあって。 ただ、私にはピンとこなかったような。 なんだろう?“喪失”が大切な鍵になっているわりに、喪失感が感じられないからなのかなぁ。 作品から答えを差し出されてしまって、困惑してしまったって感じでしょうか。 私にとって『国境の南、太陽の西』までの村上さんの小説というのは、 特に感情移入できないのに何故か涙が止まらなかったり、 全く理解不能なのに大切に感じたり、いずれにしても掴んで離したくないって存在だったんだけど。 これって、私が作家を型にハメようとしてるってことなんだろうか。
ってわけで、本日は「どっち〜」もビデオの中でオアズケ状態につき、 SMAPくんのお話はナシなのでした。 明日の『チョナン・カン』の第2回を楽しみに、おやスマなさい。
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