黙示録

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今回は長いっすよ 先々月のだったり 情けなかったりするけど
2001年10月09日(火)

自分の不甲斐なさに落ち込んだ
その後、仕事が立て込んでしまい
1ヶ月以上遅れた夏休みの日記となってしまいました
既に窓の外は秋の雰囲気に染まってきてます

いやね もう書かなくても良いかなとも思ったんですけど
なんか負け戦に触れないでいるのは 逃げているようで
気分的に良くなかったんです だから書きます

8/25 バドミントンの試合
優勝は出来なくとも1勝くらいは当然出来る そう思っていた
試合会場に到着し対戦相手を確認するにつれその思いは強くなっていった
だって オッサンを通り越してお爺ちゃんみたいな人まで居るし
この程度の相手なら気にすることはないだろうと 勝ったつもりでいたんですが

いざ試合になったら お爺ちゃん達の目つきが変わりやがんのよ
まるで我々(試合はダブルスね)を獲物みたいに見やがるの
んで、最初は「あぁ〜ん? 何だぁジジィが試合中に逝くなよ」
って粋がってたんだが 老人パワー恐るべし(我々が力不足という意見は無視する)
格の違いを見せつけられ1セットも取れないままに 予選リーグ敗退
むなしさの残るまま会場をあとにする

8/26 スポーツチャンバラ世界選手権大会
朝、出がけにお師匠から電話がある
車で近くにいるから駅まで乗せていってくれるという
有り難い♪ 急いで準備してお師匠の車に乗る
駅に着く頃に重大かつ大間抜けな自体に気付く

この日、ヘッドホンをしていた 音響用の大きなヤツ
音が良いのでお気に入りで使っているのだ
が・・・・・大きなヘッドホンを頭に装着しながら
ポータブルCDプレイヤーを忘れてきたらしい

大きなヘッドホンは ただの頭部装飾具に成り下がってしまった

・・・・・まぁ良い 結構お洒落だろ? なぁ? なぁってば!

電車にしばらく揺られて横浜の会場に到着
2階観覧席に場所取りをして 会場内を散歩

人が多いねぇ さすが世界大会だ
でも、子供が多くねぇ? え? 子供の大会も一緒にやるの??
へぇ〜 って感じで周囲をよく見ると 半数以上は子供
場の荘厳な雰囲気は皆無 のほほんとした感じに仕上がっている

あ、開会式が始まったみたいだ でも式には参加せず まだ散歩
そういえば応援団が来てくれるかも って話があったなぁ
そんなことを考えながら 玄関ロビーでボーッとしていたら腹が減ったので
売店でハンバーガーを購入し遅い朝飯を食う チープな感じがたまらない
飯を食い終わり 応援団の姿も見えないので会場に降りてみる

開会式も終わったようで進行の説明と参加種目の確認を始めるとのこと
私の参加する小太刀、長剣は人数が多いため最後の方になるそうだ
・・・・ということは、午後? 午前中は何もすることないのかい?

極限近くまで張り詰めていた緊張感が フェードアウトしながら消えて行くのを感じる

やることがないのでダラァ〜っと他人の試合を見学していると
抜けていった緊張感が蘇ってくる試合をやっている

それは「短刀」の試合
簡単、安全がモットーのスポーツチャンバラにおいて この種目だけは異色である
何故なら蹴りを使ってもOKなのだ 蹴りを当てて腕を折ろうが脚を折ろうがOKなのである
しかも、得物(武器)が30cmと短く接近戦が主になるので拳や肘が当たるなど日常茶飯事
最も危険であるが故にスリルがあり 最も熱い競技でもある

まぁ 私は怪我をしたらいやなので 今回この種目は参加しない<甘ちゃんだな

目の前でオッサンが韓国の選手(たぶんテコンドー経験者)に胸ぐらを蹴り飛ばされ
床に転がされるのを見て やはり出なくて良かったと強く思った

と、午前中は他人の試合を見ながらボケェ〜っと過ごし
昼飯にまたハンバーガーを食べて午後の部へ

応援団が現れないまま 待ちに待った試合
(実は かちょう殿が会場に潜入していたのに全く気付かなかった 申し訳ないです)
まずは長剣 相手は・・・・知らない 誰? まぁ 楽勝だろう と思ったが
いざ、「はじめ!」の声が掛かってみると 動きゃしない 我が脚
相手の一撃目を ぎこちないながらも何とかかわし
私の攻撃・・・・・・・・ブォッ・・・・・遅っ! 誰の身体だこれ?
難無くかわされ カウンターで相手の攻撃 脚にスッパァーン!
・・・? へ? 今の見えてたろオレ? かわしたろオレ?
何で脚が全く動かずにそこにあるの? ご機嫌斜めか脚? ストライキか?
とてもイヤな負け方をしてしまった こりゃ小太刀で頑張るしかないな

で、小太刀の試合 この日の最終種目
なんか試合の進行が滅茶苦茶
参加人数が多いので試合場をあちらこちらに振り分けたのだが
審判の数が足りてないじゃん 試合始まらないじゃん
不安になってきて隣にいた顔見知りと「大丈夫か?」なんて話をする
10分以上待たされて やっと試合開始 なんだかなぁ〜

それでは試合の模様をお伝えします

気が抜けてしまったのを無理矢理奮い立たせ
試合場外で一礼し 開始線まで進む
相手の目を見据えてから相手に一礼し 小太刀を抜刀の位置で止める
審判の掛け声と共に構えを取り 間合いを計る

2、3度 フェイントを交えた剣が交錯し また距離を取る

「これなら行けるか?」(心の声)

じっと相手を見据えながら間合いを詰め 構えを変えた

その時!!!

相手が突っ込み気味に剣を振るってきた

「甘い! 見切ったわ!」 ヒラリとかわ・・バスッ!

膝の辺りに衝撃が走る 審判の旗が挙がっている

「あ? もらったの? 今のかわしきれなかったの? ねぇ?」

誰に問うでもなく心で呟き じっと我が膝を見る

呆然としたまま 開始線に戻り
審判の「脚あり 勝負あり 止め!」というコールを聞き退場

以上、試合の模様でした

あぁあ 思い出しても泣きそうだぁ〜

試合結果を聞いた お師匠さんには「フッ」って笑われるし

ぬあぁ 畜生!畜生!!ど畜生!!!

次期世界大会は絶対に結果を残してやる!
今度は短刀に出る! 絶対出る!



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