正月に実家から強奪してきた日本酒を呑んでいた 肴に「お魚食材図鑑」を読みながら ぱらぱらとページをめくりながら思い出したことが一つ アンコウ鍋やらなきゃ すっかり忘れていた さて何時にするかな 来月下旬か再来月だなぁ アンコウは捨てるところが無いといってイイくらい利用価値のある魚 キモ(肝臓)・ヌノ(卵巣)・エラ・ヒレ・水袋・柳肉・皮 コレを七つ道具と呼び 特に皮と内臓が美味い 残った中骨からも良い出汁が出る まるで食べられるために生まれてきた魚だ 冬はカレイも良いね 常磐の海ではマコガレイが有名かな 新鮮なものなら薄造り ポン酢に紅葉おろしで 小振りなら姿揚げも美味いし 子持ならもちろん煮付けがいい カサゴも今が旬 脂がのり締まった白身は刺身 漁師風の味噌汁にしても美味い 「頭を割ると良い出汁が出る 肝を入れるとこくが出る」と漁師は言うらしい あとドンコ ドンコといえば煮付け そして肝 醤油ベースの煮汁に味噌と生姜を少々 この味付けが決め手 あぁ・・・・美味い魚が食いたい 美味い魚に美味い酒 考えただけで幸せになる きっと私の身体は魚の肉で 血はアルコールでできてるんだな
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