ミュージカル♪カンパニーR.O.D
+++稽古場日記+++


2008年08月31日(日) 第572回 担当 今村様

この度「Mother〜マザーテレサからの手紙」で医師役をやれさせて
頂きます今村剛です。よろしくお願いします。

さて、自分は先月初舞台を踏みましてその時 演出及び振り付け助手として
大活躍されていたのがSally女史であります。ちなみに主演”マザー”の
大西ひろぴーさんともその時の舞台でご一緒しました。
そのご縁でこの素晴らしい作品に参加させて頂くことにあいなりました。

先月から本格的に稽古に参加していますが再演と言うことで前回から
出演の方々はだいたいの段取りが入っているようです、Sallyさんの
指揮のもと丁寧かつスムーズに場面稽古が進みます。
和気あいあいながら大人も子供も”やるときゃやるぜぃ”という気持ちの
良い環境であります。

ことRODのメンバーさんに関しては劇中のシスター、
いや 天使のごとく歌って踊れるのはもちろん、とても人当たりが良く、
なんとも美しく魅力的な面々であります(なんかください 笑)



ところで自分くらいの年齢になると、例えば会社組織において
そこそこ責任ある仕切る側・指揮する側に立つことがたぶん多いと
思います。しかしこのミュージカルカンパニーでの自分は「いろは」
ならぬ「ドレミ」もわからないド新人。そんなド新人に共演者のみなさんは
嫌な顔一つせず貴重な時間を割いて振りや歌唱を指導してくれます。
みんないつも本当にありがとね。



ダンスしたことないっすよ〜とか、メゾで歌うの難しくてぇ〜とか
ぬかしてちゃXXXなわけで(.....言ってるけどさっ 笑)、やるかやらないか!
分からなければ聞くしかないし出来る人の真似から繰り返すしかない、
考える間があればどこだろうが体動かして声出して汗かくしかないんです、、、 
、とまぁどこの世界もこの基本は一緒。 この稽古場は、
慣れた環境下で年齢重ねてたら つい忘れがちな‘初心’に帰ることが出来る、
僕にとって新鮮で刺激的な場所でもあるんです(^^) 

仕事して稽古いって帰宅してお風呂で筋肉痛の体をほぐす(ウォームアップ
兼ねた稽古前のストレッチ&バレエは美しく たおやかな {地獄}っす)

そして肩にシップ張りながら足にエアサロをプシュー!

そんな自分を鏡に映してオープニングのポーズ。
「おぉ!? オレってちょっとミュージカルやってるかも.... Musical(ミュージコー)だぜおい....
しかもダンスで体がちょっと痛んじゃったりして、
なんかこの状況カッコよくね?ね?ね?」
 
息子「あの~どーでもいいけど...今日も背中にシップ張るんすか張んないんすか?」    

ボク「あっ、お願いします イテテテテ」   

そんな日々 嫌いじゃないです♪

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Mother Teresa

彼女と彼女と共に生きた修道女達がその人生を賭けてたくさんの人々を
絶望の底から救いだしました。人種、民族、宗教を超えたその活動は
今も引き継がれています。 

心の乾きは時代も場所も選ばない。 
もしその人の人生のどこかでその乾いた心を誰かの温もりで
潤おす瞬間があったなら、
もしその人の存在を誰かに認めてもらえた瞬間がありさえすれば、
たぶん防げたやもしれぬ悲しい出来事が日々起こる現代。 
「救うのはたった一つの手 あなたの差し出す愛の手」
劇中に幾度も出てくる主題歌のフレーズです。
この曲に出会えた幸運に心から感謝しています。

マザーがその小さな体で受け止め続けた 人々の境遇、神、愛、祈り、
慈悲、許し、関わり、嘆き、喜び、失望、希望........     
重く崇高なテーマです。 

このお芝居の裏に表に関わる一人一人の全力の挑戦、その結果が
本番の舞台上であったなら。。

もし観に来て頂いたお客様とマザーが築いた愛の礎のどこかを
共有できたのなら。。。 そして

自身この作品に関わった日から
今よりほんの少し、ほんの、ほんの僅かでも人として強く、
やさしくなっていけたなら。。。。。

それぞれの願いと共に稽古は続きます。



↑え?長いって?......いや、
オレは別におじゃべりなオジさんじゃないんだって!

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