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 生活綴り  咲紀




2004年01月26日(月)  彼への返信


「風邪っていうか、鳥インフルエンザじゃないよね?(笑)
 大丈夫?ご飯はまた今度で。
 ゆっくり寝て治してな〜」


朝、起きるとこんなメールがきていた。

相手は昨日の晩、私がドタキャンをかました相手からだった。



まず、返事がきていたことに驚いた。
あともう一つ。

「この人、私の嘘に気付いてない」

っていうことだ。
あんなにわかりやすい嘘はないと思うのに・・



「本当に優しくていい人なんだなぁ」と思うと同時に
心のどこかで「気付けよ」と悪態をついている自分の心も
否定できない。


矛盾しているようで、同時に存在してしまっている心。


どっちも私の本心だ。



この日、私の仕事は18時あがり。


彼とのキャンセルをしたため、なんとなくやる気もおきなくて
夕食も一人で摂る気もおきなくて。

難波の街を歩きながら、携帯をみたり、本を立ち読みしたり
新色のグロスを買ったり、下着を見たりっていう
自分の一番好きな時間を過ごしていた。


そして悲しいぐらいに嘘をついてドタキャンした彼に対して
罪悪感が湧くこともなく、
自分の好きな時間を過ごした。


さっき、携帯を見ると

「体調は復活した?」

というメールが入ってた。

私はいつのまにこんな子になってしまったんだろう?
BBS

写メール日記

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