生活綴り 咲紀 |
2003年08月11日(月) 温度 | ||||
浮気が発覚した後、 私は狂ったように彼氏さんに電話した。 でも、私の着信は彼氏さんの携帯に一つもつかなかった。 なぜなら、 彼氏さんは発覚直後から1週間、携帯の電源を24時間 切っていたそうだ。 「会社や実家の親から『連絡がとれない』って怒られたよ」 と後日談として聞かされた。 会社や親じゃなくて、 私が一番貴方の声で本当のことを聞きたかったのに。 そんな事も分からなかったのだろうか? 「なんで電源切ってたの?」 ときくと 「咲紀さんが泣くって分かってたし 咲紀さんの口から別れを聞くのがたまらなく怖かった」 なんて弱くて勝手な言い分なんだろう。 彼氏さんの言葉に唖然とした。 そこからだ、段々と私の中の温度が冷めていった。 徐々にだけど、確実に。 |
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