貴方が昨日亡くなったという話を旧友から聞きました。
最初は半信半疑でした。けど事実だったんですね。
僕が最初にあったのは18歳頃だったでしょうか。
生意気盛りで数多くの迷惑をかけてしまいました。
僕がそこを離れてからは疎遠になってしまいましたが、
人伝に話は聞いていました。
貴方を思い浮かべると、
目を細めてタバコの煙を吐き出す姿が思い浮かびます。
最後に会ってから時間が経ちすぎていて、
最後に見た貴方の姿はどうだったのでしょうか。
それでも顔は今でもはっきり覚えています。
貴方の少しボサボサした髪型も。
死ということに耐性が出来たつもりでいましたが、
やはりどうしようもない虚しさは抑えられません。
貴方もまた父と同じく、僕の中で生きつづけることでしょう。
思い出の中で会いましょう。いつかそちらの世界に行く時は、お酒でも。
Yさん 安らかに…。
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