切れ端。

2004年06月30日(水)

君から教わった唄を 忘れた振りをして閉ざしてた
歌声が聞こえる 近くて遠い過去から 感傷を連れて

窓から優しく空を 指差す君を僕は隣で眺めていた
指先に見えてた 淡く幼い約束事と オレンジ色の夕日

哀しく空を指差す僕を 君は知らないでいる
今夜 願い事を星に預けよう 叶わない事を知っても
そっと空に手を伸ばして 

淡い言葉を繋げてみる 君の声ならこれで思い出すはず
掠れて響く過去と 闇より翳った現実と オレンジ色の夕日

闇に手を伸ばす僕を 君はきっと知ってる
今夜 もう一度だけ口ずさむ 憂鬱になってもかまわない
そっと聞こえるあの唄を


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shinsuke [MAIL]