淡く夢を描く時間は過ぎて現実味を帯びた輪郭を 当ても無く閉じた目の先に描いてた暗い出口を手探りで求めるように記憶に残った地図で 足を速めるただ 咲いた一輪の花の名を 僕は知らずにいただけ緩やかに動かす指先を見つめ現実味を帯びた時間を 少し忘れて指差す方向を見て眠ったあの絶望は部屋の中 堅く閉ざして遠い記憶に揺られて 足を動かすただ 咲いた一輪の花の名を 僕は知らずにいただけ