自分を許すというトレーニングを。 相手に身を投げ出してみる勇気を。 自分を許すことは独学でマスター出来そうなんだが 後者は難しい。人選が必要です。 考え抜いた結果、相方は依存症ではなさそうなので (私は共依存症気味なので、相手は依存のケがあるかと懸念していた) ダイヴしても避けないでいてくれそうだ。 そして実際に大丈夫だった。
相方と私が、縁があった事自体が不思議だ。 大抵、歪んだ人には、その歪みとガッチリと 噛み合うように歪んだ人が吸い寄せられ、円満解決する。 どちらかが割と正常で(自立しているという意味) 片方が歪んでいると、双方痛い目を見るんである。 (多分、前者の方が辛いが…)
だから、私には、ちょっと歪んだ人が 寄ってきて然るべきなのだ。 そして、確かに、依存症めいた男ばかりが 定期的に現れては、何となく寄ってくるんであるよ。
相方は…フツーか…? 最近の自分の価値観は修正されつつあるので 多分「普通」なんだと思うんだが 元々の私がちと共依存気味のため、 私の価値観そのものがズレてる可能性がある。 んーでも、彼の考え方や感じ方は すこぶる健康的なので、私は随分ハッとさせられている。 ありがたい…。
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よく此処にも色々書いてきたけど… 転職するにもモチベーションが上がらなくて 何だかおかしいなぁ、でも妙に焦りばかりあるなぁ、 辞めることも、次へ進むことも、「何となく」出来ない。 だから、まだ、今は動かす時期じゃないんだなぁ …というより、動かないし、自分でも動かせないし。 主にそれが昨年の状況。
無理して動かさなくて良かった。
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学校とか、仕事とか、社会的な役割がなくなると 私は途端に動けなくなるんだよ。 その属している場所で、相手に求められている 「私」を演出しようとするからさ。 「役割」がなくなった途端に、動けなくなるのね。 私には、「素のままの私」という役割は最初からないのよ。
何がやりたいとかいう意志はなくて だから、逆に、何処かしらの社会の一部になれば 順応してゆけるんだよ、案外すんなりと。 カオナシだから、何にでもなれてしまう。百面相。
だから余計に今まで、意識してこなかったんだねぇ〜。 とりあえず「学生」だったからさ。 だから就活の時期に、途端に何も出来なくなったんだねぇ。 カオナシは人の顔色・価値観に敏感だから 洞察力が妙に高かったりして 変に思考能力が高かったりもするし… 周りの人からの評価は悪くないもんだから 自分の根っこの部分が、そんなに脆い(というか、無い)とは 分からなかったんだよ…
最近多いらしいニートも、原因は そういう所にあるんじゃないかな、とか 思うのですが…私は。
私は親父のいわばコネで今の会社にいるけど それは「必要とされている状況」が カオナシの私には必要だからで まぁつまり、共依存状態に近いわけですよ。 居たいから居る、みたいな「自分」の意見は希薄でね。 そもそも「自分」自体が消えかかってるし。
幸い、仕事環境がのんびりしていたから こうやって考える時間が設けられた。 考えるきっかけもあったし(まさかプロポーズで気づくとは) 何となく今までの思考を変える時期かと 思い始めた際に、いい本に出会ったし。
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他人(家族含む)の前では カオナシ状態が続いたので 私には一人の時間が大切だった。 それがないと、バランスが崩れた。 他人と居るとドッと疲れるので 週に1日は部屋に篭もって、マイワールドに没頭して 何とか外との折り合いをつけていたんだな。 それを私は、自分は孤独な時間が 好きだからだと思っていたのだが どうも違うなぁ、それだけじゃないなぁ… 孤独な時間がないとやっていけなかっただけなんだよなぁ
そもそも、他人といて疲れるってのは それだけ顔色を見たり、気を遣ったりしているからでしょう? 真のマイペース人間だったら 自分のペースに相手を巻き込む位にたくましい。
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相方に言いたい。毎度すみませんねぇ。 最近自分のことばかり喋っている。 自分のことしか見ていない気がする。 今は、自分を甘やかせて、とにかく全部 感情を吐き出すように練習しているのだが それを優先すると、どうしても、 自分のことしか見えなくなってしまうのさ。
早く、彼をちゃんと「見る」自分になりたい。 私の見たい「彼」をみるんじゃなくて 素材そのものを、フラットに「見る」ことができたらいい。
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人は、人を見るときに 自分の価値観を基準にして 相手を捉えるから、フラットに、 あるがままの、その人の正確な姿を 捉えることは出来ないんだけど 2〜3点の違う視点から見ることが出来るなら
それは一方向から捉える姿よりも 正確さを増すんだと思う。座標みたいにね。
その人その人の、素材そのものを そのまま見るっていうのが 私にとってのテーマかもしれないなぁ。
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