アナウンサー日記
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2007年01月25日(木) 映画「どろろ」を見た。

映画「どろろ」
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tydt/id325097/


公開前の映画の批評は難しいが、ネタばれしないように気をつけつつ、時々は映画のレビューもしようと思う。

「どろろ」は、ご存知の方も多いと思うが、漫画界の巨匠である故・手塚治虫氏が、40年ほど前に描いた伝奇アクション漫画である。

原作の設定は・・・

戦国武将である父親の野望と引き換えに、生まれながらに体の48箇所を48匹の妖怪変化に奪われた「百鬼丸」という少年が、主人公。
ちなみに、タイトルの「どろろ」は、百鬼丸の旅の道連れとなる、コソ泥少年の名前だ。重要な役どころではあるが、主役ではない。

さて・・・妖魔に体のあらゆるパーツを奪われた無残な姿で生まれた赤ん坊は、その姿を疎まれてすぐに川に流され、捨てられてしまう。
だが、赤ん坊は目も鼻も口も手も足も無い代わりに、テレパシーのような不思議な力を持っていた。
やがて赤ん坊は育ての親に義手と義足を与えられ、失われた自分の体を取り戻すために、妖怪を倒す旅に出る。妖怪を1匹倒すごとに、自分の体の一部が戻ってくるのだ。
48匹全ての妖怪を全て倒すまで、百鬼丸の旅は終わらない・・・。

・・・という血沸き肉踊る設定で、個人的には手塚漫画の中では一番好きな作品だ。

さて、映画であるが・・・

主人公・百鬼丸に妻夫木聡。コソ泥のどろろに柴咲コウ。百鬼丸の父で戦国武将・醍醐景光に中井貴一というキャスティング。
どろろ=柴咲コウという時点で、とりあえず原作ファンは首をかしげるわけだが、映画は少し原作と設定が違うので、まあまあ大丈夫なラインだ。

そんな小さな(?)ことよりも、あの「どろろ」が映画化されたという事実だけで、原作ファンとしては大変嬉しい。

日本では破格の20億円の予算をかけ、138分もあるこの映画は、キャスティングも含めて、現在の邦画の最高レベルの水準で作られていることは確かだ。

もちろん出来栄えは100点満点ではなく、突っ込みどころは多々あるわけだが・・・妻夫木=百鬼丸と貴一=醍醐に不満を抱く原作ファンは少ないと思われる。ふたりの演技、画面における存在感は大変すばらしかった。
柴崎=どろろは、意見の分かれるところだろう。

結論を言うと、お金を払って見に行っても損はしない作品だと思う。
ただ、映画オリジナルの設定やCGを含めた演出にツメが甘いところが多く、大傑作になり得た要素をいっぱい持っている映画なだけに惜しい、と私は感じた。

エンディングは、続編の存在を感じさせる演出であった。
続きがあれば、また見たい。


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