ちゃんと、初日は8/3でしたね。 ごめんなさい、井上先生。 そして、前日はばかにみたい緊張して、 カウントダウンなんかしていたんですが、
肝心の8/4PM六時半はバスに乗っていて、 うわっと気が付いた時は7時を廻ってました。 なんか、莫迦だ、私。
ま、そんな感じで自分がチケットを持っている8/8まで、 ガマン出来るじゃんと思ったのですが、TVでうっかり、 迷/宮/美/術/館に出ている段田さんを見ていたら、 どうにも、こうにも、見たくなり、 会社の方も、(ちょっと出ないといけなかった) 思ったよりさくさく片付き、某チケット救済掲示板を見たら、 当日分が売りに出されているではありませんか!!!!!
早速、ご本人さまと連絡を取って、8/4のチケットを譲渡して 頂き、(その節はありがとうございました) いざ、パブリックシアターへ。 ちなみにここのクリックカフェは、早くて、安くて、美味しいです。 なんか区の職員がやっているぽく、接客はシロウトぽいですけどね。
で、さて、肝心の中身はと申しますと、ネタバレ含むのでご注意下さい。
チェーホフの評伝劇でした。
つまり、チェーホフがああした、、こうした、こうなったというお話しを、 チェーホフの短編をモチーフにして作っているのかな。 晩年のチェーホフが引き起こしてしまったやるせないロマンスの結末は、 ちょびっとだけで、
少年時代−井上芳男さん 青年時代−生瀬勝久さん 壮年時代−段田安則さん 晩年時代−木場勝己さん
男四人が、リレー式にみっちり演じておりました。 で、他の自分の分が終わると他の登場人物を 演じているのですよ。一人数役をこなしてます。
そんなわけで、(私的にはこの表現がぴったりだ) 妹=マリヤは松たか子さん、 女優=オリガは大竹しのぶさんでした。
・・・・・・・・・予想と大外れでしたね。ふふっ。
いや、見る前にその外れた意味を良く考えれば良かったですが、 そのままドキドキと、大竹さんと松さんの女の闘いを期待してしまったので、 拍子ぬけすることになりました。すいません。 いや、面白かったのですが、なんつうか、ああー、いつもの評伝劇じゃんと、 (そんなに、たくさん見ているわけではないのです)感想が落ち着いてしまう。。
なんとなく、宮/崎/駿監督が、某木村さんで声で当てたアニメで、 「初めてラブストーリーを作るんだ」と、仰っていた記事がありましたが、 出来上がったものを見て、面白いけど、いや、ラブストーリーじゃありませんから と、心の中で突っ込んだのを思い出しました。
多分、女性作家だったら、同じ資料を使っても、 兄に献身的に使える妹と、 奔放にきままに振る舞いながら、作家を愛してた女優の確執というのは、 もっと浮き彫りになっただろうし、ラスト場面、遺産の分配と相続を頼まれた、 なんで、こんなのばかり私に来るの?と、いうよりは、 大好きな兄との別れが一番哀しい妹の涙に、 ぐあばっともらい泣きしたと思うのだけど。
そう、松たか子さんは美しい日本の妹でした。(ロシア人なんだけど) シンプルな白と地味色のスカートがよく似合ってました。 そして、姿勢が大変美しかったです。
大竹さんは本領発揮で大暴れでした。 それでいて、晩年チェーホフとのラブ場面ははすっぱで、性格は悪いんだけど、 ちゃんと可愛い女でした。流石。 男優さんも皆、仕事をきっちりこなしてました。 井上くんはさておき、松さんが若手に見えたのって、なんか新鮮だなあと。 そして、この二人に音楽劇の歌の部分はほぼ任せていました(笑)
ちなみに、この日、井上君はありゃ、タイミングとちった?と思いましたが、 ネットで見る限りの、脱稿を考えたら、無理ないやと、思いましたよ。 後、一幕がこなれた感じなのも。。。
後、もう一つもやもやがあったのですが、それは、私が云いたかったことを、 きちんと文にしてくださって方がいるので、割愛。 やっぱり、チェーホフをちゃんと読み込んでいて、そして表現者は違うなと思いました。 脱帽。リンクとかは張りませんけど。
でも、総じて大人の為の大人の、役者も含めて、芝居なんだと思います。
まあ、見ている私は大人になりきれてないのですが。。。 ↑ちょっと、(_ _ )/ハンセイ
とりあえず、次に見るまでに「かもめ」は読んでおこうと思いました。 って、レベルひくっっっ。
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