今夜も(ノ`´)ノミ┻┻ 

2007年08月04日(土) ■ロマンス−1

ちゃんと、初日は8/3でしたね。
ごめんなさい、井上先生。
そして、前日はばかにみたい緊張して、
カウントダウンなんかしていたんですが、

肝心の8/4PM六時半はバスに乗っていて、
うわっと気が付いた時は7時を廻ってました。
なんか、莫迦だ、私。
ま、そんな感じで自分がチケットを持っている8/8まで、
ガマン出来るじゃんと思ったのですが、TVでうっかり、
迷/宮/美/術/館に出ている段田さんを見ていたら、
どうにも、こうにも、見たくなり、
会社の方も、(ちょっと出ないといけなかった)
思ったよりさくさく片付き、某チケット救済掲示板を見たら、
当日分が売りに出されているではありませんか!!!!!

早速、ご本人さまと連絡を取って、8/4のチケットを譲渡して
頂き、(その節はありがとうございました)
いざ、パブリックシアターへ。
ちなみにここのクリックカフェは、早くて、安くて、美味しいです。
なんか区の職員がやっているぽく、接客はシロウトぽいですけどね。

で、さて、肝心の中身はと申しますと、ネタバレ含むのでご注意下さい。

チェーホフの評伝劇でした。
つまり、チェーホフがああした、、こうした、こうなったというお話しを、
チェーホフの短編をモチーフにして作っているのかな。
晩年のチェーホフが引き起こしてしまったやるせないロマンスの結末は、
ちょびっとだけで、

少年時代−井上芳男さん
青年時代−生瀬勝久さん
壮年時代−段田安則さん
晩年時代−木場勝己さん

男四人が、リレー式にみっちり演じておりました。
で、他の自分の分が終わると他の登場人物を
演じているのですよ。一人数役をこなしてます。

そんなわけで、(私的にはこの表現がぴったりだ)
妹=マリヤは松たか子さん、
女優=オリガは大竹しのぶさんでした。

・・・・・・・・・予想と大外れでしたね。ふふっ。

いや、見る前にその外れた意味を良く考えれば良かったですが、
そのままドキドキと、大竹さんと松さんの女の闘いを期待してしまったので、
拍子ぬけすることになりました。すいません。
いや、面白かったのですが、なんつうか、ああー、いつもの評伝劇じゃんと、
(そんなに、たくさん見ているわけではないのです)感想が落ち着いてしまう。。

なんとなく、宮/崎/駿監督が、某木村さんで声で当てたアニメで、
「初めてラブストーリーを作るんだ」と、仰っていた記事がありましたが、
出来上がったものを見て、面白いけど、いや、ラブストーリーじゃありませんから
と、心の中で突っ込んだのを思い出しました。

多分、女性作家だったら、同じ資料を使っても、
兄に献身的に使える妹と、
奔放にきままに振る舞いながら、作家を愛してた女優の確執というのは、
もっと浮き彫りになっただろうし、ラスト場面、遺産の分配と相続を頼まれた、
なんで、こんなのばかり私に来るの?と、いうよりは、
大好きな兄との別れが一番哀しい妹の涙に、
ぐあばっともらい泣きしたと思うのだけど。

そう、松たか子さんは美しい日本の妹でした。(ロシア人なんだけど)
シンプルな白と地味色のスカートがよく似合ってました。
そして、姿勢が大変美しかったです。

大竹さんは本領発揮で大暴れでした。
それでいて、晩年チェーホフとのラブ場面ははすっぱで、性格は悪いんだけど、
ちゃんと可愛い女でした。流石。
男優さんも皆、仕事をきっちりこなしてました。
井上くんはさておき、松さんが若手に見えたのって、なんか新鮮だなあと。
そして、この二人に音楽劇の歌の部分はほぼ任せていました(笑)

ちなみに、この日、井上君はありゃ、タイミングとちった?と思いましたが、
ネットで見る限りの、脱稿を考えたら、無理ないやと、思いましたよ。
後、一幕がこなれた感じなのも。。。

後、もう一つもやもやがあったのですが、それは、私が云いたかったことを、
きちんと文にしてくださって方がいるので、割愛。
やっぱり、チェーホフをちゃんと読み込んでいて、そして表現者は違うなと思いました。
脱帽。リンクとかは張りませんけど。

でも、総じて大人の為の大人の、役者も含めて、芝居なんだと思います。

まあ、見ている私は大人になりきれてないのですが。。。
↑ちょっと、(_ _ )/ハンセイ
とりあえず、次に見るまでに「かもめ」は読んでおこうと思いました。
って、レベルひくっっっ。


 < 過去  INDEX  未来 >


ずるりる [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加