おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦八月十三日
今日はたまたま火曜日なのに里に降りてきたのですが、今夜は月と火星がすごく近くに見えてきれいでしたね。(窯では南は山に覆われていて見れないのです) 夜9時ごろは月の輪郭で火星が分かりづらいほど近くにいて、つい、お〜と声を上げてしまいました。 今、月と火星と地球は一直線上にあるのか・・とか、あの光は太陽からの光で、火星の方がちょっと時差で、月よりちょっと昔の光なんだろうな・・などといろいろ思いながら見てました。
さて窯づくりですが、天井作りに入ってもう1ヶ月も経ってしまいました。 なんでと言いますと、窯土を5mm角のふるいにかけているからなのです。 ですので、実質天井作りはしていないということですね。 窯底と窯腰はほとんど掘りたての窯土を使ったのですが、天井となると粘土状の細かいところだけを使わないともたないと思ってそうしました。 今回いただいた山にある窯土はすべてが細かくて粘土状になっているものだけではなくて、窯土を俗に「石が腐った土」と表現しますが、その腐り切っていない石も層になって混じっています。 その腐り切っていない石もけっこう柔らかいので、叩いていくうちに細かくなるので、窯底と窯腰にはそのままを使ったのですが、(地元の炭焼き経験者の方は天井もそこまでしなくても大丈夫だよと言っておられたのですが)天井だけは最高の土を使いたかったので選別することにしました。 それがなかなかでして、ふかしたかぼちゃの中に硬い小豆が入って、それを裏ごしするみたいなかんじの作業で、ただふるいをゆするだけでは落ちてくれなくて、ゴム手をはめて手でゴシゴシ押し回してふるっています。 ということで、もう少しかかりそうです。 でも、今回いただいた窯土も2・3種類あって、それぞれの中でも状態が違うので、これは荒い、これは良さそうだとか、一つ一つ選別しているのですが、すごく遅くなっている分、勉強にはなっているかなと思います。
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