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■ エンゼルギア世界大戦シナリオ 「終わりを告げる銃声」
１９４５年５月。「新大陸」西部の町サン・アンジェラ。
合衆国の田舎町は、君たちヤシマ帝国将兵の歓喜の声に沸き立っていた。
ロッキー山脈の会戦は、同盟国である統一帝国軍の大勝利に終わった。
抵抗も、やがてついえ去るだろう。
君たちが、はるばる海を超え、命を賭けて戦った苦労がついに報われたのだ。
だが、その勝利の喜びを、一発の銃弾が切り裂く。
司令官の暗殺。
いったい何故、何のために。
謎が解き明かされれば、秘密も暴かれる。
沈黙した通信機が、何よりも雄弁に、真実を語る…。
エンゼルギア世界大戦シナリオ 「終わりを告げる銃声」
戦争は終わりではない。
たった今始まったばかりなのだ…。
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ダーザイン：柘植からの疑惑
くぐもった銃声。君がそれを耳にしたのは、祝勝パーティも終わりに近づいた頃だった。
新大陸西部の町、サン・アンジェラの郊外を根城にする合衆国のゲリラ軍を撃退し、駐留するヤシマ軍が浮き立っているその最中のことだ。
司令室で君が目にしたものは…尊敬していた戦友の柘植大尉が、硝煙たなびく銃を片手に立ち尽くしているところだった。足元には司令官の射殺死体が転がっている。
なぜ、どうして。君の無言の疑問には答えず、柘植は姿を消した。
真実を知らなければ。そのために、君は彼を追った。
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ダーザイン：安西からの信頼
くぐもった銃声。君がそれを耳にしたのは、祝勝パーティも終わりに近づいた頃だった。
新大陸西部の町、サン・アンジェラの郊外を根城にする合衆国のゲリラ軍を撃退し、駐留するヤシマ軍が浮き立っているその最中のことだ。
君が駆けつけたとき、安西司令は血を流し倒れていた。遅れてやってきた軍医が、彼の脈を取って首を左右に振る。
敵軍の仕業だろうか？ だが、君は不穏な噂を耳にする。
「安西中佐は部下に殺された…」
ばかな。安西中佐は人に恨まれるような人物ではないはずだ。
しかし…。
真実を知らなければならない。そのために、君は犯人を探すことにした。
ＰＣ�� ファルコンネンマシーネンゾルダート、または情報将校
ダーザイン：根津からの嫌悪
虫のすかないヤツ、それがそいつの第一印象だった。
陸軍情報部から派遣されてきたというそいつは、師団のやり方に何かとあれこれ口を差し挟んでくる。そして、自分では絶対手を汚さない。しかし…いかに好かないヤツとはいえ、書類上君より階級が上であるからには、従わないわけにはいかない。
そして…今度の命令は「司令官を殺した犯人を探せ」ときた。まったく、こんなヤツに目をつけられた自分の不運を呪いたくなる。
しかし…。
君の勘が告げている。この事件には何か裏がある。真実を解き明かすことは、ヤシマ軍にとって極めて重要なことのような気がするのだ…。
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ダーザイン：柘植からの信頼
柘植大尉が殺人犯！？
寝耳に水のニュースに、君は我が耳を疑った。彼は君にとって、優秀な先輩であり、信頼できる教師であり、有能な上官だった。彼が安西中佐を殺すなど、ヤシマがこの戦争に負けるというのと同じくらいありえないことだ。
だが…。
時として、真実は悪夢よりも残酷で、無慈悲で、冷酷なことがある。
「真犯人を探せ」
司令部のその命令は、君にとってまさに渡りに船だった。
2005年10月14日(金)
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