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■ 「革命的なゲーム」の話、その2
この「革命的なゲーム」…当然、FEARのトーキョーNOVA・ザ・レヴォリューションを始めとする、経験点チケット制のゲーム(仮にこれをゲーム群Aと称する)を念頭においた発言だろう。A群のゲームを発展進化させ、対象をさまざまなゲームに広げる…しかし、どうしても経験点を持ち込むことも使うことも困難なゲームが生じる。これらのゲームを経験点互換の対象外とした「革命的ゲーム」を、「狭義における革命的なゲームZ」と呼ぼう。
では、経験点互換の対象外となるゲームとはどんなゲームか? 「このゲームでは古今東西のTRPGの経験点が使え、このゲームで得た経験点はどのゲームにも使える」…この発言には、もう一つ別の裏の命題が隠されている。それは「古今東西のどのTRPGにも、経験点という概念が存在する」という命題である。もちろん、名称が「経験点」となっていなくとも、実質的な意味合いが同じであれば構わない。ここでいう「経験点」とはつまり、セッションに対して与えられる報酬であり、それを使ってキャラクターの能力を買うことができる、経験点がゲームシステム上の「通貨」として機能しているという意味である。
しかし、ご存知の方もあるだろうが、「経験点」が存在しないゲームもある。
まずは「ジュウレンジャーRPG」や「聖刻1092」、あるいは「CLAMP学園RPG」などの、キャラクターの成長という概念そのものが存在しないゲームである。キャラクターは作成された状態のまま、ずっと変化することがない。従って、経験点を手にいれることも、経験点を使用することもできない。
また、これらに類するゲームとして、キャラクターは変化するものの、それがゲームセッションとはまったく無関係に存在するゲームもある。「Fローズトゥロード」(感情を失っていくことによってキャラクターは強くなるが、感情を失うこと自体はセッションに対する報酬ではない)などがそうだ。これらをB群と呼ぶ。
2002年11月27日(水)
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