クライミング不完全密封。

一足遅かったと自覚して予定変更。
ぽかぽか陽気に誘われて自己否定。

手に汗握る展開もそこになく、
見つけたのは他人のおこぼれ。

あからさまな追い立て作業。

機微に思考は泳ぎだして、
隣を見れば応対のそぶり。

遠く聞こえる聞きなれぬ音色は、
次の曲がり角から無意味を伝える。

「火に油を注ごう。」

登り来る半分に一瞥を呉れ、
重石を手に進むのか。

改めて予定変更。
ゆるゆると窓を伝う黄色を眺む。

様々に落下して行くを見ている。

零と壱の綴れ織。
過去 一覧 未来