風向無想遷移嬉々として。

この辺りでひとまず話を終えよう。

不断色した外側には出ていない。
昨日も、一昨日も、出ていない。

目前に在るのは壁か。

振れだす。

空楼は華やいでも意味を持たない。
吐息ひとつも茜に彩なす。

触れだす。

踏み抜く縁は左から薄日に温む。
雪ぎ切れない日々から浮遊している。

その目を覆う。
染む。

傾斜は重ねて有意さえ前後に頼む。
散り散りの顆粒は架空の手の中に遊ぶ。

目前に在るのは数か。

臥して話の始まりを待とう。

零と壱の綴れ織。
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