ちょっと用事があって木之本の「ハートコンピュータ」さんに行ってきました。ここは造り酒屋の使う「蔵内・売場・販売・酒税」を管理するコンピュータソフトの大手です。
天気もいいし、爽やかな秋風も吹いているので、道中「飯の浦」からの琵琶湖は絶景だろうとデジカメ持参でちょっと道草して撮影してきました。奥琵琶湖の最深部になるここからのアングルは、滋賀県のイメージCM「mother lake」でも使われた知る人ぞ知る撮影ポイントです。
ちょっと合成に失敗しましたが、パノラマでごらんください。ぽつんと見える小さな島が「竹生島」です。マキノから見ると「ひょっこりひょうたん島」ですが、ここから見ると「小島」にしか見えません。
写真の左側、このあたりを山梨子(やまなし)といい小さな集落があります。湖岸の中ほどに鳥居が見えるでしょうか。有漏宮(うろのみや)といい、こんな伝説が残っています (ココ→木之本の民話「阿曽津ばばあ」)をご参照。
「湖岸の集落が一夜にして湖に沈む」という伝説は琵琶湖周辺にけっこうあって、実際、琵琶湖の中から集落のあとが見つかっています。 (滋賀県のHPのココ→)
琵琶湖自体が陥没湖ですから、今後もおおいにその可能性があるかもしれません。「湖畔の酒蔵」などと洒落ているわけにはいきません。もしかすると「湖底の酒蔵」になったりして(笑)。
すぐ近くの木之本町大音にある料理旅館 「想古亭げんない」さんで、この写真そのままの構図の「掛け軸」を拝見したことがあります。こちらは実は「竹生嶋 純米酒」のお得意さまで、名物「鮒の味噌蒸し」は絶品であります。
甘口の味噌味に粒山椒のアクセントが利いたこのお料理を、ほろよいは骨まで平らげたことがあり、女将にいたく褒めていただいたことがあります。 (写真は「げんない」さんのHPから拝借いたしました)
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