にっきちゃん。

2001年01月11日(木) ゴメンナサイ

タダイマカエリマシタ

今日は。
家に着いたのが11時近くでした。
ドアを開けて、着物のまま座り込んでギターの練習をしました。
はやく、うまくなれよーー 綾ーーー。 よーーしよしよし。(手名付けてる。なにかを。)←ホントに意味不明だから。


二階の友達はうるさかっただろうなぁ。ゴメンよホントゴメンよ。
明日は午前の仕事が早く終わるからみんな帰ってくる前に弾いてしまおう。


というわけで明日は朝5時半おきなのにこんなことやってる場合じゃないチック。
ねぇ。綾に時間をチョウダイ。
これって、誰に言ったらイイの?なぁ、なぁなぁなぁ。
早く寝なければ絶対に寝坊するのに、やりたいことが
カラダにギュウギュウにつまっていて、苦しいんだが。
ねぇ、どうしてこんなにこんななの?

ああ。ああ。ああああ。ああ。
「時間を止めて!」(昼ドラのヒロインちっくだな)


ねぇ。このままホントウニ時間を止めてくれよ。
綾は今この状況のなかでやっていくことの意味がワカンナイ
でもなんか意味はあるはずとは思うのですが・・。

だから、変えようとしていない。というか変えていない。
モウチョットモウチョットと頑張ってみようとはしているけれど
もし変えてマイナスになろうとも、変えてみる事にどんな意味があるかなぁ。


新しい事をしてみる、ってコトにまず意味はあるなぁ。自分の中で。
そのほかは?
ココの環境で失いたくないもの、たくさんあるんだ。

ココロから笑顔が出る瞬間、初めて会う人の笑顔を見て涙が出る瞬間。
「アリガトウ」とお客様に手を握られて別れる瞬間。
忙しい中、空を見て「きれいだね」、と仕事の手を止めることができる友達。先輩。


朝早く起きて出勤して、誰か、最初にそれに気付いて、そして
「朝日が出るよーーー!!!」の声に
みんなで空と海のコントラストを眺めるひととき。

つらすぎて泣いてしまいたいときいつもギュっと抱きしめて『一緒にガンバロウ』
と愛をくれる友達、先輩。


失ったらとても悲しい。いつまでも私の中に置いておきたいモノたち。
いつ、手放すんだろう。
そして、どのくらい悲しいんだろう。

そしてそして、それからのワタシはどうなってゆくんだろう。










今日の綾のお客様は13名。男12、女1。
横浜からきた漁師さん達。
みんな、オトコくさくって豪快で、そして全部で4部屋つかっていたんだけど
それぞれのお部屋にごあいさつに行った時(一人4部屋ってウチラの中ではとても大変な数だったのだ。一人一人におしぼり渡して、お茶を入れて、お菓子を出して、非常グチ、お風呂、家族風呂、バスタオル、一人ずつの浴衣合わせ、フロントの説明、アンケートの説明、お食事場所の説明・・・etcetcいろいろありんす。ヒト部屋10分はかかってしまうのだ。その間にお客さんはすきかってな事をするからまとめなければならないし。って、カッコのなかがやたら長くなっってしまった。)

そう、それでさ、何が言いたかったかっていうと、どの部屋でも
「みんなには内緒だぞ!!」っていってチップくれた。
コレって、結構すごい事。
一つの団体さんはだいたい封筒に入れて「みんなから」ってくれるんだけど
(くれる場合はね。)
今日はヒト部屋ずつだったからなぁ。3000円だったり2000円だったり
5000円だったり。

ミナサマ、ありがとう。


こんなにもらっても、抱きつかれたりカラダ中なでられたり胸さわられたりすると
やっぱりムカツクもんはムカツク。
ごめん。
酔っ払うとみんなすごいから。ホントウニ。


一人、とても笑顔がステキなおじいちゃんがいた。
そのおじいちゃんを、とても愛せた。
とても。大切だと思った。




だけどね、綾は今日なんだか自分のした仕事、後悔してるんです。
今日かぜっぽくて体調が悪かった。
そして早く帰りたかった。
もっとああしてあげたら喜んで貰えたのに、あのときたったひとこと、
こう声を掛けてあげたらきっと嬉しかっただろうに・・・


今思い返すとそんなことがたくさんたくさん出てきます。

自分の調子や、やる気や気分で、お客様への態度に差が出るなんて
ホントウニプロなんかじゃ絶対にないよね。

今日のワタシは
「旅館で仲居さんやってます」なんてとてもいえません。


もっと、あの人達を愛そうとすればよかった。
ワタシは、今日、自分から大切なものを離してしまいました。


もっと、近づけたのに。もっと、できることがあったのに。

ゴメンナサイ。







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