2004年04月20日(火) |
偏差値10って・・・あったん? |
本当は昨日の話。
でも昨日の日記が長すぎたので本日記す。
息子の塾の面談があった。
普通は勉強のさせ方とか聞くのだろうが、もう二人目だし聞くこともない。
塾の時間の前だったので、息子も連れて行った。
息子の教室は先週クラス替えがあったようで、息子は相変わらず最下位の受験1組。
そんなことはどうでもいいんです。 偏差値50弱の学校の合格に、クラスが関係ないということは上の子の経験で充分承知しているから。
上の子が行った学校は、3組さんと4組さんから8人行った。 娘は2組で2人のうち1人。
上の子の時は、あと1クラス上がらないと・・・、と言い続けてきた。 でも、結果、クラスは関係なかった、ということを証明してくれた。
結局、どのクラスにいようが、その子自身ということなんだよね。
そういうわけだけど、息子はやっぱり上のクラスに上がりたかったんだ。
そこで先生に「どうして僕は上がれなかったんだろう。」とポツリと言ったらしく、
その話を先生もしていた。
「栄冠の道やってる?」
「うん。」
「計算と漢字やってる?」
「うん。」
そんな会話をした、と。
「クラス上がるのって大変ですよね。上のクラスの子たちよりできていないといけないんでしょう?」
「そうですね。今回4人上がりまして、実力的には2クラス上位の成績の子でした。成績だけで決めるわけじゃないですが、常に算数が基礎問題50点の子から選びました。」
基礎問題50点って、ミスもするし、中には正答率低い問題もあるし・・・、それを天下の1組に望むのはどういうことなのかなって思うんだけどさあ。まあ、今回の基準はそういうことらしい。
「うちは間違って応用問題解こうとして基礎問題0点って時もありましたしね。」
「そうなんですか。」
「まだテスト慣れしてなくて答え書くところ間違えたり、漢字が読めないので問題の意味がわからなかったり。 でも計算は上の子よりもミスもなく早いですし、解ける問題は解いてきてくれるので心配はしていません。中堅校は解れるところをいかにミスせずに解いてくるかですものね。」
「そうですね。漢字も満点取ってますものね。」
「そこしか取れるところがないもので・・・。文章の漢字が読めないもので・・・。続けていけばできるようになるかなと思っています。」
漢字は今回のテストも満点だった。 それは毎日私が頑張っているからだ。 テストに間に合うように、朝と夜、確認するからなのだ。
「入塾さえできなかったんですから。できてホッとしています。上の子の時は入塾できない子がいるなんて思いませんでしたよ。入塾申込のハガキが入ってなくて本当なんだあって思いました。」
「ちゃんと選抜しているんですよ。」
「ホント入れてよかったですよ。」
「偏差値も伸びましたものね。」
「・・・? 公開模試ってまだ一回しかしてないですよね?」
先生が2枚目の紙をちらっと見たのに気づき、先生が隠そうとするのを私がチラッとめくった。
そこには・・・、偏差値10.8と書いてあった。2行目が偏差値18。
「偏差値10ーーーーーーーー?!」
苦笑いして頷く先生。
「私、偏差値って25が最低なんだと思ってました。上の子の時には最低が25だったので、これ以下はないんだろうなって・・・。『10』なんて偏差値が存在したんですかーーーー。」
「はい・・・。」
「びっくりです。」
なんだか嬉しくなった。
と、いうことはだよ。
よく言う「偏差値30から」の、とかあるけど、うちなんて「偏差値20からの」だぜ、と思っていたが、息子が記録更新してくれたということだ。
「偏差値10からの」
ということなになるのだから。
というわけで、息子の勉強方法なんてのは今のうちは聞かずとも私がやりますとも。
とは言うものの、先生の言葉で一つ気付いたことがある。
「音読はしていますか?」
その言葉、そう、学校の音読はしています。
だが塾のはしていなかった・・・。
そうか、そうか、声に出して読ませればいいんじゃあないか。 問題文の漢字も、何が読めないのかわかるじゃあないか。 ああ、なんて私は過保護過ぎたんだろう・・・と。
というわけで、これからは問題を音読させることに決めた!
さて、今回のカリテの結果は
算数はクラスで一番だったそうです。 150点満点取るような頭のいい子たちが上のクラスに抜けたからね。
「あんたの時代が来たよ。」
と言っておいた。
息子の授業の時間まで、二人でお茶をした。
息子は以前から食べたかったというアイスクリームを食べ、私は平日半額のケーキセットを食べた。 ケーキセットより高いアイスクリームってなんやねん!って感じだが。
息子とさよならし電車で帰る。
駅から自宅に向かっている途中で、娘が前を歩いているのを見つける。
両手に重そうにカバンを持っている。
追いついて声をかける。
「ああ、ママ。重い、持って。」
「(大根やら何やら買い物してきたもので)ママも重いよ。自分で持ちなさい。」
「ねえ、今日、いいことあったよ。きーたんにとっていいことじゃあないんだけどね。」
「何?」
「友達がね、きれいなお母さんコンテストやっててね。『このお母さん一番きれいだよね。誰のお母さん?』って聞いて、『わたしのお母さん』って言ったの。『お母さん、きれいでいいねえ。』だって。」
一瞬、何の話だかわからなかったんだけど・・・。
「入学式の写真?もうもらったんだ。」
「そう。」
「あなたの友達はみんないい子たちだねえ。」
小学校の時に、 「きーたんのママって美人さんだよねえ。」 と言われたことがあって喜んだ。
塾でも、 「一緒にいた人ってお母さん?美人だねえ。」 と言われたらしい。
娘がその話を持ち出した。
そして今度は娘の中学でも、だ。
それはそれは嬉しいことですよ。
ちなみに家に帰って夫に言うと、「どれどれ。」と私を捜し、「あーいたいた。」と、私の顔を真似るのでした。
唇の端をキュッと結んでいる顔をして、「なんだそゃ。」と。
「まあ、ほとんどが40代だしねえ、若いほうかもね。」 「23で生んで私学入れるなんて早々いねえだろ。」
確かに・・・、夫からすれば23歳の子で、子ども二人を私学に入れようっていうんですから、大したものかも。 ご苦労さまです。
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