思い、願い。。
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中学受験日記。 (上の子(娘)の受験は2004年2月まで)

中学受験日記から4年数ヶ月、その間、3人目出産、起業し・・・

2002年10月21日(月) あやとり/画像付

息子はまたテレビの影響で、「あやとり」に凝っている。

タンスの上のクリアケースを降ろし、
随分昔に買った毛糸を取り出して「あやとり」のひもを作ってやる。


最初に、お姉ちゃんから「ほうき」を教えてもらい、作って喜び、

次にまたまたお姉ちゃんから「ゴム」を教えてもらい、作って喜ぶ。


知っているだろうか。

「すべり台」→「カメ」→「ゴム」→「飛行機」→「カブト」→「ネクタイ」で、最後にネクタイの首の部分をひっぱるとするっと抜けるってやつ。


お陰で、水疱瘡の息子は、学校にも行かず、「あやとり」ばかりしている。

「ほうき」,「ゴム」と、くれば、次は「はしご」でしょう、ということで、
「はしご」のやり方を教えてくれ、と頼まれていたが、
何度やっても思い出せない私であった。

というわけで、息子は、昨日の夜からずっと「あやとり」に夢中だった。


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と、言っていた。

夫は、・・・が嫌いなのだ。
・・・が、弱虫で他力本願だから。
>優しいとこあるし、イザという時は勇気を出すし、頼もしいと思うんだけど。。


「あやとりのひも」は3本作り、1本は私のエプロンのポケットに入れていた。
家にいる時は、ほとんどエプロンをしている私。
今朝、何の気なしにポケットから出して、おもむろに「はしご」を作ってみる。
昨日まで思い出せなかった「はしご」が、なぜかできてしまった。
>やっぱり人って一度身に付いたことってそうそう忘れないものね。

できてしまったものの、どうやって作ったのか思い出せず、
もう一度心を真っ白にして「はしご」を作る自分を、
遠くの自分が観察する。

わかった!!
完璧だ!!

早速息子をたたき起こす。
息子は上機嫌な朝を迎える。

↑昨日に続き、息子の手



本日、月曜なり。
金曜日の学校への連絡帳には、
「水疱瘡らしい。」
的なことを書いて上の子に持たせた。

今日は、
「水疱瘡なので、休ませます。」

と病院へ行って診察してもらって完璧「水疱瘡」と確信してのコメントを書いた。

「家庭学習させることがありましたらお知らせください。」


連絡帳が戻ってくる。

「毎日、漢字のテストをやっていますが、やってきません。覚えきれていません。
算数の九九は五のだんまでやっています。できるようにしておいてください。」


泣きたい気分だった。

つい先週末、もう九九はやってるの?
と聞いたばかりだった。

その時、
「九九ってなに?」
と言われ、
まだやってないのか。。と思ったのだ。


九九知らないって言ったよね?
五のだんまでやってるって書いてあるよ!
五のだんまでやってるってことは、一のだんも二のだんもとっくのとーにやったんじゃないの?

「知らない、ボクが休んでる時にやったんじゃないの?」

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とか言うクセに。

あんた休んだの1日だけでしょ。1日で五のだんまでやるわけないでしょ!


呆れてしまう。。どうして、この子は、こんなにバカなんだろう。。
ホンモノ、なんだろうか、と涙が出てくる。


小学校2年生なんて、学校の授業さえ聞いてりゃ、家で何もしなくたってできるだろうに。
どうしてこの子はこうなんだろう。。


夫が帰ってくる。
夫は、連絡帳の先生からのコメントを聞いて、

「ホント、やばいって。
お前、ネネの行く学校行きたとか言ってる場合じゃないぞ。
高校も行けないぞ。
中学出たらすぐ働くようだぞ。」

博士になりたいんだって。ノーベル賞取りたいらしいよ。

「お前、バカか?」

「ボクはバカじゃない!!」

「だったら漢字のテストで0点なんて取ってくるな!
0点なんて俺、とったことねえよ。
よく0点なんて取れるよ、感心するよ。

クラスで一番バカなんだろ!
お前より頭の悪いやつ一人もいないんだろって言ってんだ。

いいか、一生懸命やって取れないってなら話は別だ。
お前は、何もしてねえじゃねえか!

どうせ授業ちゅーたってボケーっとして何も聞いちゃいないんだろ!

食って寝て、遊んで、テレビ見て、ゲームして、食って、寝て、
アホか!

テレビ禁止!ゲームも禁止!

人並みに勉強できるようになるまで一切禁止だ!!」


息子は悔し涙を流している。
>言われて悔しかったらやれよ

「何も勉強ばっかりしろって言ってんじゃない。
最低限やることやれよ。」>夫


とにかく九九ができなきゃ大変ということで、私は何度も何度も繰り返し、息子に言わせてみる。
ごいちがご、ごにじゅう、ごさんじゅうご、ごしにじゅう、ごごにじゅうご、
はい、「ごさん」なに?

「ごさんじゅう!」

>だめだこりゃ


息子は、周りの空気が澄んでいくのが見えたのだろう。
大好きな「あやとり」を、今ならやってもいいのではないか、と、
察知したようだった。


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あ。。息子はうつむき立ちつくしている。

こりゃ、ホンモノだわ。


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