帰国寸前ということもあり、日本に何人かの友達へ電話をかけた。

大抵の奴らはこっちにいる間もそれなりにＥメールのやりとりを
していたのだけれど(1週間に1通程度)、
ほとんどの奴は



「え？もう帰国すんの？」



の一点張り。

確かにそりゃ、１年まるまるは居ずに９ヶ月半で帰国だよ。
けど、そんな『もう』と言われてしまうほど短い期間なのか？

否。

それは違う。
このセリフ、俺は

「そんなことより自分は自分のことで精一杯なんだって！」

という風に聞こえたのだ。

冷静に考えてみよう。
俺は、サッカーワールドカップを日本で見てない。
俺は、冬期オリンピックを日本で見てない。
俺は、野村監督が辞任したことを日本で見てない。
俺は、今年のプロ野球のことを全然知らない。
俺は、鈴木宗男の具体的な内容を知らない。
俺は、田代まさしが復帰するなんて知らなかった。(逮捕されるのも日本で見てない)
俺は、パンチョ伊東が死んだなんて最近知った。

と、・・知らなかったことだらけなんですよ。
(パンチョはどうでもいいといえば・・・どうでもいいが)

やっぱり、自分の時間の流れと他人の感覚は別なんでしょうね。
俺も友達が「結婚する」なんて話を聞いてようやく
同じように時間が流れてるんだな、って実感したくらいですから。

とまあ、俺は俺なりに無駄な時間だったとは一度も思わなかった９ヶ月半。
あんたらにはわかるメェ〜〜。


最近子羊が沢山産まれてすごくかわいいけど、食われると思うと辛い。