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1975年08月20日(水)

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3. Information Control 情報のコントロール

1. Use of deception  
  ごまかし行為がある。

a. Deliberately holding back information  
  意図的に隠された情報がある。

信者に明かされていない真光の本当の歴史や性質は、数多くあります。この教団や創設者の岡田氏に関する初期のころの本当の歴史は、すべての教団書物の中で正しく述べられていません。信者は、教団に関する財務報告も決して見ることはありません。

オーストラリアの組み手は(また、世界中の殆どの組み手がそうであると私は思っているのですが)、岡田氏が死んだ後の後継者争いについて、1997年にメディアによって報道されるまで知りませんでした。その後になってようやく、教団は信者にそのときの状況を説明しようと試みました。たった一回だけ、「崇教真光の真の歴史」、と題する講義を開くことによってです。

b. Distorting information to make it acceptable  
  都合のいいように歪められた情報がある。

岡田氏の経歴は、真光の教えに適するように変えられています。つまり、後継者の教え主様(岡田恵珠女史)の経歴や素性とうまく適合させるためにです。岡田女史は、救い主様の養女であるということになっていますが、実際には愛人でした。教団は強く否定しますが、岡田氏を個人的に知る古い日本人の組み手は、このことはよく知られた事実だったと言っています。

c. Outright lying  
  明白な嘘がある。

岡田氏が国際アメリカン協会から授与されたと言われるセントデニスザンテの勲章については、嘘で塗り固められています。その紋章は真光の旗にも表れ、岡田氏はあらゆる公式な場において、そのメダルを首に掛けていました。このメダルは、信用できない勲章とされているザンテ・聖デニス・ギリシャ勲章のメダルであり、今日においてさえ、二百ドルか三百ドル(アメリカドル)で購入することができます。この団体は、例えばアメリカの大統領であるアイゼンハワー、トルーマン、ケネディなどの著名人にメダルを送りつけることにより、信頼のできる団体であるという評判を得ようとしています。岡田氏は、この勲章のもつ虚偽の名声を利用して自分の地位を高めようとし、逆にこの団体は、「聖なる師」である岡田氏の虚偽の名声を利用して自分たちの信用度を高めようとしたのです。

2. Access to non-cult sources of information minimized or discouraged  
  カルト教団以外の情報源に接することは、望ましくないとされ、制限される。

一般的な感覚として、信者は教団出版物以外の書物も読むことはできます。しかしそれは、真光の教えが最もレベルが高いものであり、唯一本当の教えであるということを心に留めた上での話です。信者は,心霊研究や精神修養や、(他の宗教からくる)真実であるかのような偽物の教えについては、危険なものなので注意するようにと言われています。しかし、導士と呼ばれる人々にとっては事情は少し異なり、彼らには真光の教えのみを勉強することが期待されています。真光の教えは最も高い教えなのだから、他に何も読む必要はないとしているのです。

真光の教えの中では、「人間の知識(人知)は役に立たない」、ということが強調されます。人間の思想、哲学、そして理性がいかに役に立たないかということが、真光の教えの中では繰り返し述べられています。ここに、いくつかの例を示します。


「理屈は気の毒ながら、神には人間の屁としか感ぜざるものなり。」
[御聖言 世の変わり目、人類大曲がり角、P.305]

「人間丈の心にて考えて放つ言の葉を玉の緒といたすは信よ。万象創造の神霊の霊力や仕組みの法より離れし人間が、勝手な屁理屈造りて申す言の葉信じてアオグが仰ぎ、...」
[御聖言、信仰と神向き信仰 P.237]

「人知にて 何ぞ覚り得ん神仕組み ス直にならば体得し得ん」
[祈言集、ス直 P.98]

「私は真光に導かれる以前は無神論者でした。無神論者として、私は神に詫びたり感謝をすることもありませんでした。私は総ての出来事を肩をすくめて見ていました。私はいわゆる心の知性や理性の働きによって答えを見つけようとしていました。そして行き詰まるといつも、それ以上考えるのをやめてしまいました。私は今,自分はなんて愚かだったのだろうと思います。」
[My Journey to the Reality of God, by UP, MAAJ Vol 10 No 10, October 1992, pg 24]

「今日の医学の貧弱さは、食物、人間の生命、身体機能などに対する問いを無視していることに起因しています。「医学は進歩している」というよく聞く言葉とは反対に,医学はガンや白血病、都市化に伴って起こるその他の病気を防ぐことができないでいます。その原因は,食物→血液→細胞の働きといったものに対する不完全な知識にあるのです。今日の医者の考え方を変えない限り,このような問題は解決されないでしょう。」
[Primary Kenshu Textbook, 1981, Chapter 7, pg 20]

「私が伝えた神の教えの一言一句を正確につかむことが重要です。さらに、その教えを伝えるときには、自分の個人的な意見で教えを変えてしまわないように徹底することが重要です。神の教えを聞くときには、その教えを自分に都合のいいように解釈しないように、極めて注意深くあらねばなりません。人間の弱点の一つは,物事を聞くときに自分に都合のいいように理解してしまうということです。
[Sunkyo, The Golden Divine Teachings and the way they should be Transmitted, Mini-teachings by the first Oshienushi (Okada), MAAJ Volume 13, Number 5, May 1995, pg 2]
a. Books, articles, newspapers, magazines, TV, radio, and other critical information  
  本、記事、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、その他の批判的情報について

教団や信者、幹部、その教えに対する批判は、真光が神の計画をこの地上にもたらすのを止めようとする悪霊による、正しい神に対する霊的な反逆と受け取られます。

b. Former members  
  元信者

元信者はすべて「悪霊に邪魔されている」とされるので、信者が元信者の話に耳を傾けることは愚かなことだとされてしまいます。私は2000年の始めに教団を離れました。一年後、私の知っているもう一人の信者が真光を離れました。私たちが会った時、彼女は私が同じように教団を離れていたことを知って驚いていました。私が教団を離れたことは、教団の内部では全く話題に登っていなかったのです!

教団を去った人は、弱い人間であり、意志が弱く、神の祝福を投げ捨てた人間であり、真光を破壊しようとする悪霊や邪神に邪魔された人間であり、充分浄まっておらず、神に従うチャンスを与えられたにも関わらずそれを捨てた人間であると見られてしまいます。

教団を去った信者や真剣な努力や献身を怠った信者にどのようなひどい出来事が起こったかという話は、この教団の中に溢れています。さらには、たまたま御み霊をはずしたその日のうちに悪いことが起こった人の話などもあります。

家族の中を除けば、ほとんどの信者は元信者と継続的に接触を持つようなことは実際にはありません。そのため、このカルト教団を去った信者がいかに幸せにまた健康的に過ごしているかということを知らないのです。信者が体験することはといえば、ある人が道場に来なくなるとその人とは音信不通になり、偶然ばったり出くわすことによってその人についてのわずかなニュースを聞くだけなのです。信者にとって、元信者に対して何故教団を去ったのかと深く問いつめることは極めてまれです。私が信者だったころ、そのような質問をすることは私にとって恐ろしいことでありました。私は教団に居つづけ、献身しつづけることに困難を感じていたのです。それ故、そのようなシビアな議論をすることは、私にとっては厳しすぎることでありました。

c. Keep members so busy they don't have time to think  
  信者を忙しくさせ、考える時間を持てないようにする。

光を与えたり活動的であることが、物事を考えることよりも奨励されています。真光の教えや組織について批判的に議論しようとする人は,「憑依霊に邪魔されている」というレッテルを貼られます。道場(真光センター)ではいつもたくさんの行事や活動があります。信者は「役に立たない人間の知識」を放棄するようにと言われ、そして光を与える実践を行い、何よりも真光の教えに従順に従うことを奨励されます。

3. Compartmentalization of information; Outsider vs. Insider doctrines  
  情報の区分:外対内という主義がある。

a. Information is not freely accessible  
  情報を自由に得られない。

教団の歴史や創設者に関する情報は、厳しくコントロールされています。信者は初級研修でしかその歴史を知らされません。そして、調査や批判的な質問に対して回答が与えられることはありません。

b. Information varies at different levels and missions within pyramid  
  組織のピラミッド構造の中で,そのレベルや役割の違いによって情報が変化する

初級、中級、上級研修によって、異なる教えが与えられます。

c. Leadership decides who "needs to know" what  
  リーダーによって、誰が何を「知る必要」があるかが決められる

情報の開示のレベルに明らかに違いがあります。多くのごく普通の信者には、多くの情報は与えられません。幹部などのメンバーには,もう少し多くの情報が与えられています。

1997年3月、メディア上を多くの反真光記事がにぎわしたとき、教団は信者用に「Sukyo Mahiari - The Facts (崇教真光−その真実)」という配布物を用意しました。そこには、信者に対して初めて色々な財務上の事柄が詳細に紹介されていました。真光はマインドコントロールを行う終末論カルトである、というメディアの主張に対する教団の反応は、以下のように信じられないほどお粗末なものでした。

「どんな信者でも未信者でも、教団の活動に関して少しでも経験があれば、そのような主張は間違っていると理解できるのです。」
[Sukyo Mahikari Australia-Oceania Regional Headquarters, 30 March 1997]
この当時に明らかにされた財務上の詳細は、幹部を除いてすべての信者にとって初めて知らされたことでした。信者は、教団の財務上の詳細に関する年次報告を与えられたことがありません。

他の都市や国における真光の活動がどのようなものであるかについての情報も非常に限られています。ほとんどの信者にとって、世界中で何が起こっているかを知りたがることはごく自然なことです。しかし、そのような情報が公にされることは極めてまれです。誰が教団を去ったか,特に幹部の中から誰がやめたか、という情報は厳しくコントロールされています。

4. Spying on other members is encouraged  
  他の信者を見張ることが奨励されている

a. Pairing up with "buddy" system to monitor and control  
  2人一組にすることによって、互いに監視とコントロールを行う。

もし誰かが御み霊を大事に扱わず、御無礼をしているような場合には,世話係は幹部に知らせる、すなわち川上に報告するようにとされています。

b. Reporting deviant thoughts, feelings, and actions to leadership
 逸脱した思想、感情、リーダーシップをとろうとする行為の報告

再び,「川上に報告する」という言葉がそのために使われます。

5. Extensive use of cult generated information and propaganda  
  教団が作り上げた情報や宣伝を多用する。

a. Newsletters, magazines, journals, audio tapes, videotapes, etc  
  ニュースレター、雑誌、専門誌、オーディオテープ、ビデオテープなどの利用。

真光オーストラリア−オセアニア,アジアジャーナルは、キャンベラにいるボランティアたちによって、毎月一回発行されています。これは、教えや信者の体験を、信者の間で共有するための主な方法です。時には,ノストラダムスの予言のようなビデオが修練会の間に使われることもありますが、いつもではありません。現在は,教師や家庭教師の信者たちはしばしば集まって修練会を行っています。

b. Misquotations, statements taken out of context from non-cult sources  
  カルトでない情報源からの不正確な引用

初級研修のテキストブック全体において、聖書やその他の宗教的書物、科学者や医師の書いたものが引用されています。

(準備中)


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