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1975年03月27日(木)

とはいえ、大人の方に対しては、真光に入るなとか今すぐやめた方がいいと断言するわけではありません。真光の言うことはすべて(あるいは部分的に)正しいと信じることも、信教の自由として認められます。しかしながら、こういう教えに判断力の未熟な未成年が晒されることには、問題があると思います。事実、組み手さんの子供たちの多くはわずか10歳(小学4年生)で初級研修を受け、教えに晒され、御み霊(おみたま)をもらい、手をかざし始めます。手かざしによって何らかの不思議な体験をしてしまうと、いっそう盲目的に何でも信じてしまいます。それなのに、学校の友達には理解してもらえません。結果として、教団の常識は一般社会の常識とかけ離れていることを知り、ショックを受け、その相反する2つの常識の狭間で揺れながら多感な時期を過ごす子供も多いのではないでしょうか。親が持つ信教の自由という権利と子供との関係は大変難しく、簡単には結論づけられません。しかし、自我が確立していない10歳で研修を受けさせてしまうのには、問題があるように思います。私はそのことにも強い危機感を抱いたので、事実を広く知らせて問題提起をすべく、このホームページを作りました。

真光から離れたことをまるで悪いことのように思ってしまう人にとっては、ここの内容は大きな救いになります。また、真光にのめり込んでいる人が身近にいて困っている、そういう人たちにとっては、のめり込む人に考え直す材料を与えることができます。

ただし、気をつけていただきたいのですが、幹部を含めて真光を心から信じている人にここの内容すべてを一気に叩きつけて真光を否定することは、心を踏みにじる行為であり、無理に信仰を押しつけるのとある意味で同じ行為になります。そして確実に人間関係を壊します。二度と口をきいてもらえなくなるかもしれません。それはおやめください。逆効果でもあります。せめてさりげなくここのサイトを教えてあげるぐらいにしてください。

誰しも信じるものを否定されれば、身を切られるような苦しみを覚えます。信者の方にここの情報を教えるときには、そのことをよく念頭に置いて、慎重な対応をして下さいますよう、お願い致します。理想としては、「少しずつ、情報だけ渡す(あるいは少しずつ話題に上げて一緒に考えてみる)、否定せず、肯定せず、判断は任せる。」という態度をとり、そうやって少しずつ、「自分で考える力」を取り戻すように誘導してあげられるといいのですが。

組み手さんたちは、インターネット上の情報はほとんどが嘘だと幹部から教えられています。おそらく、見ると邪霊に操られるので見ないようにと指導されていると思います。これも、マインドコントロールの一種であり、良識ある宗教団体の指導とはいえません。そのため、たとえ読んだとしても、細部にこだわって揚げ足を取り、全体を否定してしまう方が多いのではないかと思います。 (マインドコントロールに関する情報)

真光の教えや勧誘は一見ソフトですが、上記のような巧妙なマインドコントロールが織り込まれています。勧誘される方も、勧誘する方ですらそれに気が付いてません。その上で手かざしに何かを感じた人は、なおさら信じてしまいます。ある人がすっかり信じてしまったとしても、本人だけに責任があるとは言いきれません。その人が家族や恋人であった場合、冷静に対処するのは難しいことですが、まだネットに溢れる情報がない時代に入信してしまった人がほとんどであり、一歩間違えば信者になっていたのは貴方であったと思って、地道に取り組むようお願い致します。

私自身も○○真光の元信者であり、長年信じていたものを否定する苦しみを、2、3年かけて克服してきました。

組み手さんの多くは、このサイトの内容を知って、かつての私と同じように苦しむでしょう。でも、いずれは知ることなのです。後になればなるほど、その苦しみが大きくなるだけなのです。失った時間は、取り戻せないのですから。

最後に、元のサイトを作ったオーストラリアのアラートン夫妻、体験談を発表されているアメリカのローガン夫妻に感謝と敬意を表します。また、様々な方とBBS上において交流したことにより、多くの知識を得ることができ、このページに生かすことができましたことを、ここに感謝したいと思います。

2001年8月6日 ホームページ作者より


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