French Wolf の日記
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日曜日。
朝から雨模様。海どころか、部屋を出てみたら外の方が寒い。これじゃまるで初冬である。これが大げさであると思われるなら、初秋というのはいかがだろうか。
インターネットの天気予報によると出先の最高気温は 20 度に満たないらしい。本来ならば海水浴場を次から次へとはしごしてする予定だったが、これではさすがに今日は無理だと思い、急遽 (実のところ、前々から満を持して用意周到だったのだが) 行き先変更。同じ県内ではあるが、かなり遠距離にある大子町なるところの「フォレスパ大子」に決定。ここには、プールが屋内・屋外に数種類、温泉もあるという。地図上で場所を確認しながら出かけたのだが、予想外に時間がかかったのが難点だった。しかも、山道の上下あり途中霧のため文字通り五里霧中 (意味が異なるのは百も二百も承知の上である) というおまけまでついてきた。途中路上の電光掲示板に気温が表示されているものもあったが、なんと 15 度という涼しさ (寒さ?) である。
さて、現地到着後。早速泳ぐ気満々だった友人と俺は水着に着替えたがプールの客足はまばら。残念ながら波の出るプールは (俺の勘違いで) なかったものの、温泉、温水プール、屋外プールなど数々のウォーター体験を味わうことができた。プールのひとつには、俺がふだん通い慣れている 25m のスウィミング プールに似ているものもあり、スウィム キャップが義務づけられていなかった分気持ち的には多少ルースになっていたことは否めないが、全面が子どもたちの遊び場と化してしまうことを危惧したためか、きちんと 25m 泳ぐためのレーンも用意されていた。ゴーグルは持参しており、きちんと泳げる態勢はあったものの何もレジャーで遠征してきて競泳のフォームで泳ぐこともなかろう、と考えた大人の俺はゆっくりとプールの端から端まで数回往復する程度にとどめておいた。
今回の目玉は、なんといってもスライダーの脅威だろう。3 月下旬に静岡に出かけた際、スライダーではかなり無様な自分をさらけ出してしまった俺だが、今回は恰好を気にしている余裕など皆無な、それは恐ろしいスライダーを体験してしまったのである。これは、チューブ タイプのもので俺の体重、いやより一般的に利用者の体重や体型には関係なく、水が上から下へ勢いよく流れており、流れに身を任せ、またチューブが設計されているとおりにとにかく身を委ねていればほぼ危険性がない安全なスライダーだと思っていた。が、精神衛生上非常によろしくない。というのも、体重 (の 2 乗だったか…細かいことは覚えていないが) に比例して加速する。とにかく、恐怖体験だったのである。
さらに身の程知らずというか、、、。友人はなんとチューブの上半分が欠けているオープン スライダーで満喫していたようである。見ている俺の方が冷や汗をかいていたほどだ。というのも、どちらかといえば巨漢に近い同氏がいつ天空に吸い込まれていくのではないかと地に足が着かぬ気分だったのである。
帰り道。今度は遠回りをせずに (ということは往路では遠回りしたことになるのか?) 地図とにらめっこ。またわかりやすい道を選んだはずだったのだが、やはり山道は避けて通れない。とりあえず朝からずっと腹が減っていたたまれなかったため、「すき家」にて大辛牛丼大盛りとチキンカレーをオーダー。前は大辛牛丼に七味唐辛子をかけ、しょうがをたくさん添えていただいていたのだが、もう若くはないのだろうか。辛さにどんどん弱くなっているようだ。
無事ホテルにたどり着くと同時くらいに雨が降り始めた。宿でしばしの休息。そして夜はまたもや歌である。さらに夕食は Coco's にて。久しぶりにネギトロ丼を食ったのだが、旨かった。いやぁ、それだけではない。たくさん食べた。
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