French Wolf の日記
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月曜日。
例によって月曜はプールが定休日のため、仕事も定休日気分。が、やってくるものは拒まない (基本的に)。というわけで、仕事ももちろんきちんとこなす。
が、その前に法務局に出かけ、「登記簿謄本」と「印鑑証明」を取得。それをもって、最寄りの郵便局へ。法人口座の開設のためである。一般市民は明日給料日という人も多いせいか、郵便局は非常に混雑していた。法人口座開設のためには、登記簿謄本と俺個人の身分証明書があればよい (届出印が必要なことはいうまでもないが) ということで、きちんと用意してある。待つことおよそ 30 分。口座設立成功。
家に帰るともう昼が近い。食べるのもままならず午後 1 時からの『新・天までとどけ 4』を鑑賞。ん。だんだん盛り上がってきた。楽しい。
午後は仕事である。夕方 5 時前から『金八先生』があるかと思いきや、イラクとの戦争に関する報道番組。もちろんこれも気になるところだ。チャンネルを切り替えず、そのままニュースを見ていた。特に納得いかない点は「捕虜となった兵士の取り扱いについて」である。ジュネーヴ条約 (だったと思うが) では捕虜兵の人権を蹂躙するような行為が禁止されているという。が、イラクは捕虜となったアメリカやイギリスの軍人の画像を放映している。アメリカはこれに猛反発し、米国内で放映は差し控えているという。一方、日本は、おそらく事実を伝えるという使命感が報道側の思惑にあるのだろうが「これが放映されたことで、イラクがジュネーヴ条約に反していると問題になっています」のような主張を繰り広げている。イラクが捕虜兵を放映するのは問題で、それを日本が 2 次的に放映するのは問題ではないのだろうか? アメリカで放映されないというのは、わかる気もする。戦意がそがれてしまうし、イラクの放映が事実であるかどうかは別にしても、国連安保理の決議を事実上無視してまでの単独行動 (いやもっとも支援する国はあるにはあるが) に踏み切ったアメリカである。それなりの理由もあろう。
いずれにしても、新たな疑問が脳裏をよぎった。北朝鮮では今回のイラク・アメリカ戦争について戦争勃発当日には国内のニュースが放映されたのみだった。開戦について一般市民に情報が開示されたのは一日遅れである。政府による情報操作といえばそれまでだが、国にはそれぞれ事情というものがあるだろう。
今まで日本の報道は、事実に基づいたものであり、国によってその内容が規制されているとは思っていなかった。しかし、今回の「戦争当事国であるイラク・アメリカでは御法度とされる捕虜の映像」について、日本のテレビ局が自由自在に操り、一般市民に伝えてしまうという行為に疑問がある。一方、北朝鮮ではおそらく意図的に開戦のニュースを一日遅らせたとのだろう。どの国も戦争といえば、利害関係が発生するわけであり、今日本の置かれた微妙な立場 (北朝鮮との有事において日米安保が奏効するだろうという思惑のもとに、いくら「アメリカの属国」といわれてもアメリカを支援すると述べた小泉首相の発表に詳しい)。これらを総合して考えると、素人がどうのこうのいっても外交レヴェルには遠くおよばないと意気消沈してしまうばかりである。
たしかに、人間の盾となることを志願してイラクに赴く人の気持ちは感情論では理解できる。いや、もしそうした人々が実際に太平洋戦争で肉親を亡くしているとすれば、感情を超えた meta-emotional な面で共感できる。自分でもひねくれているとは思うが、100% 純粋な気持ちだけで人間の盾に志願できるのだろうか。心の奥底にごくわずかでも日本の報道陣からインタビューされる、日本にもし無事に戻れたらヒーロー、またはヒロインになれる、という計算がない、と 100% 言い切れるのだろうか?
個人的に戦争には反対である。
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