日記
起きても眠っている

2001年07月20日(金) 待った一日。

題から明らかなように、今日は『千と千尋の神隠し』を観た。


8時10分からの初回を観るために7時45分に三人で待ち合わせしていた。
そもそもの間違いはここであった。「時間が遅すぎ」

朝。余裕だと高をくくって遅く出てちっとも急がなかった俺は案の定遅刻した。といっても3分程度だったのだが、その時点で初回を観ることはすでに絶望的であった。これが間違いその弐。

次は9時10分からというので、朝飯を食わずに(!)急いできた俺の友人のために、コンビニに行って飯を買うことに。もうひとりの友人が「こっちのコンビニのほうが近い」と言ってそこへ向かったが、「遠い」。映画館に戻って二回目の上映のチケットを買うも、案の定立ち見オンリー→払い戻し。これが間違いその参。

9時半から俺たちは並んだ。10時35分からの上映のために。「え・・・一時間たちっぱなしで待つの・・・これでクソ映画だったら泣くしかないね・・・」という思いが頭をよぎる。しかしそこはさすが受験生。一人の友人が英単語帳を持ってきていた。「なぜここにそんなものを?」と思うまもなくネイティヴ(日本語)スピークによる単語テスト開始。そのあとはなぜか「映画モノ」しりとり。意外と難しい。「ラ」とか。
それにしても暑いクーラーあっても暑いね、あ、なんかうちわ売ってるねしかも千尋のじゃんよし買うよおくれ「ありがとうございます」・・・はっ!。そうして500円玉が行列のあちこちで冷え切った日本経済に活気を与えていったのだった。俺もそのひとりだったりする。気温が上がると景気がよくなるって本当だったんだ、さすが朝日新聞。

初回が終わったようだ。・・・知ってる顔がちらほらと。うちのバスケ部の面々ですねあれは。我がクラスのGくんやTくんも。先を越された。
やっと行列が動き始めた。館内に入る。速攻前。俺は前の方の席が好きなんです、よしそこ中央3席もらったっ。OK完璧ベストポジション。じゃちょっと俺トイレね。・・・戻ってくるとそこはまるで仕切りのない相撲の桝席のようだった。桝席なんか座ったことないけど。
そしてやっと幕が開いた。JP3とか赤影とか陰明師観たいな、と思った。



講評・『千と千尋の神隠し』は、『もののけ姫』より確実におもしろい。
観よう。以上。



は〜。終わった。トイレトイレ。俺はトイレが近いんです。

昼飯どうする?もう並ばないよ俺は。ああそこのラーメンでいいよ。並んでるね。じゃコンビニでパンでも買って食べよう。え?並ぶの?げ。

厚切りチャーシュー麺はとてもおいしかったです。


その後髪きりに行った。一時間待った。


その後本屋行って10冊ほど買った。


今日俺は、半年分くらい待った気がする。そして、友達って大事だなと思った。なぜならば、ひとりであんな行列に並ぶ気力も根性も俺にはないからだ。


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takahiko [MAIL] [HOMEPAGE]

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