日記
起きても眠っている

2001年03月20日(火) Happy!-3

海野幸は絶対にあきらめない。

痛くても辛くても、未来に一条の光があるとわかっているから、

日常のすべてのことに、"Happy"があると知っているから、

いつもその笑顔を絶やさない。

彼女の涙は足を前へ進めるためのガソリン。

目に涙がにじんで、前が見えなくなることはない。


しかし、「海野幸」という存在は虚構の中にのみ存在する。
すべて浦沢直樹の創りだした嘘。

だが俺は、現実のヒトビトより海野幸から感じることのほうが大きいと思う。

創りだされた嘘から学ぶ。そういったことは少なくない。
小説、映画、ドラマ、絵画、音楽、マンガ。
これらはすべて(程度の差はあるが)作者の意志の反映。


作者の精神世界が投影されたこれらの創作は、
(他の人はどうだか知らないが少なくとも俺には)
良くも悪くも、ある程度の「作者のイメージ」を抱かせる。

「こんな作品を創るのはあんな人だろうな」

浦沢直樹に対するイメージは敢えて述べない。


人の足を停めるのは「絶望」ではなく「諦観」
人の足を進めるのは「希望」ではなく「意志」


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takahiko [MAIL] [HOMEPAGE]

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