日記
起きても眠っている

2001年02月17日(土) existence

蒼い夜空に月が架かる砂漠で

歩きつづける

肌は冷たいのにのどが渇いている

・・・水。

・・・水を求めて?

だが歩けば歩くほど体からそれは失われる

急に砂が目の前に近づいてきて、顔にぶつかった

・・・転んだのか。

碧い水面に波の輝く湖で

沈んでいく

・・・水だ。

・・・もう渇かない。

光はどんどん淡くなり

いまはもうかすかに上のほうでゆらめいているだけ

・・・空気。

・・・息をしたい。

夕焼けの射し込む教室で

机に頭をもたげている

・・・・・・夢。

・・・・・・なぜ。

廊下にスリッパの足音が響く

・・・・・・誰。

教室の後ろの戸が開く

ゆっくりと振り返る

・・・・・・君は。


そこには水と空気がある


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takahiko [MAIL] [HOMEPAGE]

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