本日、ようやく万博へ行く。

　なんだかんだ言って、出向く機会を逸し続けていたら、もう閉幕間近となっていて、こりゃいかんってことで、慌てて行ってきた。

　しかし、そこまでして行くほどのものかというと、疑問符が付く。

　驚くほど、驚くことがない。14個のパビリオンを巡ったが、写真なり展示物があって、解説文が並んでいたり、映像が延々と流されているだけ。よほどの興味がなければ、そそられることもないし、記憶や印象として残ることもない。

　そんな中、カタール館に入ると、スタッフがピンバッチをくれた。こういう体験があると、随分とその国の印象もよくなるし、展示品等々にも興味がいく。なんというか、「つかみ」が大事だし、エピソードとして記憶に残るようなことをやってもらわないと、せっかくの展示品や解説文やスタッフも意味がない。

　と、少々ガッカリさせられた万博であった。加えて、広大な山をぶっつぶしてまで、「自然の叡智」なんてテーマでよく開催したなと皮肉りたくもなる。

　なんだか虚しさが残った。