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2004年09月08日(水)
■再編なく頓挫■

 本日、日本のプロ野球はダメになるかもしれないと案ずる。

 オーナー会議で、結局、セリーグはそのまま、パリーグは公表されていた1組の合併だけが行われ、2リーグ制が維持されることが決まった。「なんじゃそら、それだけか」という風に残念に思わざるを得ない。

 オーナー・球団(経営者側)にしても、選手会(労働者側)にしても、足りないものがある。

 経営者側は、やはり説明が足りない。誰も納得できていない。どういう経営をして赤字になってしまったのかという原因をまず明らかにしてもらいたい。加えて、それなりの努力をしたことを示して、その結果で赤字なんですという報告をしてくれないと。で、最後に、球団合併しかない理由と今後の見通しについて説明する必要がある。世間一般に対して。単なる一企業の娯楽提供なんて思ってもらいたくない。

 労働者側は、報道の影響もあるだろうが、要求ばかりが目立ち、説得力が足りない。身銭をきって球団救済に回そうとしているのかと思ったら、そんな動きはないみたい。合併が承認されてしまった以上、駄々をこねる(スト)だけでは戦いとはいえないし、年俸の5%でも10%でも選手会の資金として集めて、これで来シーズンまで凍結してくださいと頼まないと聞き入れてもらえないと思う。オーナーたちは、ファンの署名数など気にも留めず、お金の数しか見ないんだから。

 総じて、経営者側がオープンになる(=議論を公開し、外部の意見も取り入れ、世間に説明する)こと、労働者側が(金銭的に)多少の犠牲を払うことができれば、中途半端に終わりそうな球界再編・改革もまだ持ち直せるのではないか(と思いたい)。ファンとしては、試合を観に行きグッズを買い、あとは祈るより他ないのが若干辛いが。今後の交渉や議論にも注視していきたい。

■□■

 日付が変わる頃、またも震度3。体感的には震度2くらい。さすがに不安で安眠不可。


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