■そこまでの男だったということだ■
本日,白い巨塔を観る。
財前(主人公)が倒れて,それについて上司の院長が,「(ここでダメなら)そこまでの男だったということだ」と言い放つシーンに,ややハッとする。
なんだかんだで,死んでしまえば,そこまでの人間だったということになる。才能があってもなくても,死んでしまえばそこで終わり。筆者も,今いくつかのプロジェクトに参加させてもらっているが,事故か何かでくたばってしまえば,そこまでの男だったということで,あっさりと過去の人になり,また代わりの者が,淡々とそれを引き継いでいくことになるもんな。
命終われば,はい,それまでよ,ってコトで,何とも寂しい話だが,ある種の真理でもあるように感じられる。と,「そこまでの男だったということだ」発言に思ふ。
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