■逆探知/怪しい言語学■
本日も,暑くて外出する気ゼロ。
まりぃさんの日記にて,昨日のこの日記と,院日誌が取り上げられておりました。コメントを頂き,ありがとうございます。こうして,2つの日記が,「同時に」取り上げられるのは,長谷川先生の,8月8日付「お互い更新日記」以来2回目のコト。院日誌に関しては,どちらも,コンピュータ関連のネタであり,院生活と直接関係の無いところが,嬉しいやら悲しいやら。
□■□ それで,この日記に関するコメントの最後の部分(カッコ書きの所)を見ると,同僚の方で,コーパス言語学をいじっておられるとのこと。しかし,自分もコーパス絡みのコトはやっているんだけれども,この「コーパス言語学」なるもの,実に定義がし辛くて困ってしまう。
コーパス自体は,英語で言うなれば,生成文法だったり,社会言語学だったり,辞書学だったり,時には,語学教育だったり,いろいろな分野に使われる「ツール」だと言えるけれども,それ自体で,何か言語学してるかってなると,「う〜ん」と唸ってしまう。
確かに,言語について,新たな事実発見に貢献してはいるんだが,最終的には,今ある「○○言語学」の中に入れられてしまうんだよなあ。もちろん,コーパス作ってなきゃ,できなかったコトも沢山あるんだけども…。有名なコーパスを作った先生はいても,なにせ,Chomskyのような,創始者がいないですから,どうしても,一つの独立した言語学とハッキリ言い切れない今日この頃。
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