■母の日常より■
本日、日記ページのデザイン変更。
この頃、犬の散歩以外で、外に出かける用もなく、母と共に過ごすことが多くなっているが、その母の姿を見ていると、「よく発狂せずにおれるな」と思う。母は、専業主婦で、朝のドタバタを乗り切れば、夕方になるまでは、これといってすることがない。今でこそ、息子という話し相手でいるとは言え、こんな毎日が続き、気が狂うこともなく(狂いかけたことは知っているが)過ごせているのは、なかなか不思議だ。
穏やかに日々を過ごせている要因には、主に2つのものが考えられる。1つは、室内で過ごしている「犬2匹」だ。正に、癒し系であり、日頃から母の傍らで過ごしている。孤独感を消し去るのには、打ってつけの役者である。こやつらが居るのと居ないのでは、精神安定度が随分と違ってくるのだろう。そのことは、己も実感しているところである。
もう1つは、文明の利器である「携帯電話」だ。電話機能は使わず、己や妹、それから、親戚に「メール」を送りつけては、それなりに楽しんでいるようだ。悪戦苦闘してメールを作成するという、そのプロセスと、そのメールへの返事がすぐに来ることが、なかなか刺激になっているようだ。この頃は、カメラ付き携帯に乗り換え、暇があれば、犬を中心に撮影し、それを待ち受け画面に設定して楽しんでいる。
というワケで、犬が与える精神「安定」と、携帯がもたらす「刺激」が、母を発狂させないでいられるようだ。ただ、犬は永遠に側にいてくれるワケではないし、携帯も、そのうち飽きたりする可能性が高い。そうなったらどうするか、と考えた時、やはり必要なのは、「家族の支え」というやつだろうか、と思ってみたりする今日この頃。
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